【F1】角田裕毅の昇格とペレス解雇を協議する〝緊急会議〟「アブダビの後に開かれる」
F1のレッドブルが、セルジオ・ペレス(34)の解雇とRBに所属する角田裕毅(24)の昇格などを協議する〝緊急会議〟を開催することが決まった。 角田は23日(日本時間24日)に行われたラスベガス・グランプリ(GP)決勝でマシン性能の不利を覆して9位入賞を果たした。 一方で、ペレスは角田との終盤のバトルに敗れて10位にとどまり、昇格候補のリアム・ローソンは16位、ウィリアムズのフランコ・コラピントも14位と揃って低迷した。 こうした結果を受けて、レッドブルのシニアアドバイザーを務める重鎮ヘルムート・マルコ博士が、今季最終戦のアブダビGP後に来季のドライバーを決定する会議の開催を明言した。 マルコ博士は母国のオーストリア紙「ORFチロル」に対して「アブダビの後には会議が開かれる。その結果が株主に提示され、来年の両チームのドライバーの状況がどうなるかが決定されるだろう」と明らかにした。 ドライバーの現状について「今、正確な差は分からないが、チェコ(ペレス)はマックスより200ポイント以上少ないと思う。そうなると、コンストラクターズタイトルはもう無理だということは明らかだ。だから、もしセルジオが(ルイス)ハミルトンや(ジョージ)ラッセル、あるいはフェラーリ、あるいはマクラーレンの近くにいたら、我々は再び大きくリードしていただろう」とペレスの実力を疑問視。解雇が濃厚な情勢だ。 米誌「スポーツ・イラストレイテッド」も「提出される報告書に基づいて、レッドブル・レーシングとVCARBのドライバーラインアップをチームの株主が決定することを明らかにした。これは、ペレスとの契約が2025年末まで残っているにもかかわらず、ペレスの将来を決める際に考慮される主要な要素になる可能性がある」と指摘した。 角田の昇格がついに実現するのか、レッドブルのトップ会議に注目が集まる。
東スポWEB