アーセナルはシーズン終盤にティンバー復帰の恩恵を受けるか アルテタ監督も復帰に言及
シーズン初戦で負傷離脱した
アーセナルの最終ラインはやや人材不足に陥っている。オレクサンドル・ジンチェンコ、冨安健洋が離脱しているために、現在はベン・ホワイト、ウィリアム・サリバ、ガブリエウ・マガリャンイスが出ずっぱりとなっており、もし誰かがケガした場合バックアッパーがいない。 そんななか、ニューカッスル戦に向けたプレスカンファレンスで、ミケル・アルテタ監督は長期負傷離脱中のDFユリエン・ティンバーについて口を開いた。ティンバーはピッチトレーニングができるくらいまで回復していると考えられており、チャンピオンズリーグの登録メンバーに入ったことも話題となっている。 「(シーズン終了までにティンバーの姿が再び見られるかとの質問に)本当にそう願っている。彼は本当にうまくやっているし、何人かの選手と一緒にピッチに立っている。来週かそれくらいに、ピッチ上で一緒に少しずつ練習を始めるだろう。そのあと、彼の調子や自信のレベル、フィットネスレベルの答えがイエスであることを願っている」 ティンバーはアヤックスでは主に右のサイドバック、そしてセンターバックとしてプレイしてきたティンバー。開幕戦では左のサイドバックとして先発しており、本来ここにアルテタ監督が意図した何かの役割があったことも伺わせる。つまり冨安と同じように最終ラインのすべてをカバーできる存在であり、現状を考えるとバックアッパーができるだけでも貴重だ。 アーセナルがもし逆境を跳ね返し、ポルトを倒して勝ち上がれば、CLでの戦いも厳しさを増してくる。シーズン中は戦力にならないと考えられていたが、ティンバーのシーズン中の復帰がもたらすものは意外に大きいのかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部