米の食味コンクール 「九州産」最優秀は嶽本さん(水俣市)「菊池産」は坂本さん(菊池市七城町)
九州産や菊池産のコメの消費拡大を目指す食味コンクールが23、24日、菊池市の泗水公民館であった。九州米の個人総合部門では、水俣市の嶽本理一さん(61)が最優秀賞を受賞。菊池市内の生産者が対象のコンクールでは、七城町の坂本勝さん(37)が最優秀賞に選ばれた。 九州産米のコンクールは、菊池市と多良木町、福岡県宮若市でつくる運営協議会が毎年開いている。九州各地から1159点が出品され、機械による食味の計測で上位を選出。菊池市の米飯官能鑑定士や菊池農高の生徒ら30人が味や香り、粘りなどを実際に食べて審査した。 自治体別で上位に入った生産者の平均スコアを競う部門では、美里町が1位。各県が奨励する品種を比べる部門では、「あきほなみ」を生産した鹿児島県伊佐市の吉永正明さんが1位だった。 菊池米のコンクールは、菊池市などでつくる菊池米ブランド推進協議会が主催し、209点が出品された。減農薬など市が独自に定める基準で作ったコメを競う部門は七城町の原康展さん、集落部門は菊池市の木柑子区が最優秀賞に選ばれた。(林田賢一郎)