喧嘩最強俳優の驚がく伝説 好き放題にアドリブかます共演相手にラストシーンで仰天報復「頭バチコーンひっぱたいて」ニヤリ
俳優の矢柴俊博が、俳優・丈のYouTubeチャンネル「丈熱Bar」に出演。俳優の故渡瀬恒彦さんと共演した際に食らった「報復」を明かした。 【写真】喧嘩最強伝説の大物俳優 兄・渡哲也と並ぶと貫禄 渡瀬さんといえば、芸能界一の喧嘩最強伝説を誇る傑物。矢柴は渡瀬さんがライフワークのように演じた刑事ドラマ「十津川警部」シリーズに抜擢されたという。当時、まだ無名だった矢柴に対して、渡瀬さんは「この役者で大丈夫か?」と懸念したという評判が聞こえ、所属事務所の社長も心配。矢柴も「えーっ!やっべー」とビビっていたという。 渡瀬さんが警視庁の刑事、矢柴は熱海の地元の刑事という役柄。「1対1でやり合うから大丈夫か、みたいなのがあったけど、俺もぶっかましてやろうと思って、むっちゃ踏み込んだんですよ」と、矢柴は最初の対面シーンで、渡瀬さんの顔に触れるほどに近づけ、にらみつけたという。 大胆すぎる演技プランに、スタッフは大慌てで「まずいよ、近づきすぎだよ!」とパニック状態になる中、渡瀬さんは「おい。もう1回それやれ」と同じ演技をリクエスト。それからの矢柴は、ぶっ飛ばしたり、アドリブ言ったり、最強男に向かって好き放題にぶつかっていったという。 正面突破が認められたのか、渡瀬さんの酒の席にも呼んでもらい「おまえ、どうだ?好き放題やって気持ちいいだろう」と言われたという矢柴。そして迎えたラストシーンの撮影。矢柴と渡瀬さんが対峙して敗れ去る展開だったが、台本には渡瀬さんにガーッと言われて、うなだれて終わる内容が書かれていたという。 しかし、本番だけは、渡瀬さんが「バチコーンッ」と矢柴の頭を思い切りひっぱたいたという。台本にない「報復劇」に矢柴がリアルな「えーっ」と驚く表情を浮かべる中、渡瀬さんは去って行くというエンディングに。 カットがかかると渡瀬さんはニヤリ。矢柴は「ふさわしいアドリブだった」と回想。「懐のでかさでそのくらいやることの緊迫感。それぐらいやったら面白いという」と視聴者が溜飲が下がる展開を演出した名優に感激していた。