還暦の山川豊、“同い年”の東京タワーで新曲のヒット祈願
演歌歌手・山川豊が24日、東京タワーで「今年還暦! 『同い年』の東京タワーから『ふるさと』三重に感謝をこめて」と題した新曲イベントを行った。 この日は、10月15日に還暦を迎える山川が、昭和33年開業の「東京タワー」と同い年であることから今回のスペシャルコラボレーションが実現。 東京タワーの公式キャラクターの「ノッポン兄弟」も応援に駆けつける中、真っ赤なジャケットを着て、東京タワー下の特設ステージ前に登場した山川は、ふるさとの三重をテーマにした新曲『今日という日に感謝して』を熱唱した。 山川は、「東京タワーで歌わせて頂くのは初めてです。東京タワーは、(中学3年生の)修学旅行で初めて来た覚えがあります。この東京タワーは開業60年ということで、私も10月になると60歳になります」。 続けて、「東京タワーで歌うと聞いて、屋上でやるのかと思い、昨日は眠れませんでした。何故かと言いますと、私は高い所が大変苦手なんです。でも今日は、こうして地に足がついているので安心して歌が歌えます」と話して会場の笑いを誘った。 さらに、前作シングル『黄昏』のカップリング曲で、今回の新曲のキッカケともなった地元・鳥羽市を舞台にした『潮騒』や純愛シリーズの第1弾の『螢子(けいこ)』、ヒット曲の『アメリカ橋』など全5曲を披露。 山川は、「『アメリカ橋』は、新しい山川豊の世界を作って頂いた永遠に心の中に残る歌ですが、『今日という日に感謝して』も『アメリカ橋』がヒットした時のような手応えがあるんです」と明かし、「だから、頑張って歌っていきますので、ぜひみなさんも応援してください。60歳はまだまだ頑張らなければならない年齢ですが、体の衰えには逆らえないといいますか、多少なりとも体の変調というのはありますね。でも70歳を目指して頑張って歌っていきたいと思います」と意気込んだ。 その後、山川は東京タワー内にある「タワー大神宮」で『今日という日に感謝して』のヒット祈願も行い、東京タワーをかたどった絵馬に新曲の大ヒットの願いを託した。 山川は、「この年齢になると過去を振り返って、色んな方に出会って、応援して頂いてここまで来ることができたので。スタッフを含めてファンのみなさんに、今日まで来られたことにいつも感謝しています。とにかく今度の新曲で大ヒットを狙いたいです」と語った。