入湯できる国重要文化財「道後温泉本館」:日本最古の湯に癒やされ、皇室や文豪ゆかりの部屋を観賞
2017年開業の「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」は現代的な設備が整い、休憩室では本館と同様のおもてなしを受けられる。又新殿を再現した特別浴室では、浴衣の原型「湯帳(ゆかたびら)」を着て湯あみしたという、古代の貴人の入浴を追体験できる。
飛鳥乃湯に隣接する「椿の湯」は、1953年から市民に親しまれる憩いの湯。17年にリニューアルしており、開放感と清潔感がある。温泉ツウならこちらもはしご湯したい。
温泉文化を伝えるスポットにも事欠かない。本館横手の高台には、温泉街の守り神「湯神社」が鎮座。近くの道後公園には、奈良~明治時代に使われた湯釜が本館から移設され、湯釜薬師としてまつられる。歴史ロマンあふれる街をそぞろ歩きしてみよう。
「道後温泉本館」「飛鳥乃湯泉」「椿の湯」の料金、利用方法は「道後温泉」公式ホームページを参照 取材・文・撮影=ニッポンドットコム編集部