トランプ政権のロビー団体幹部「トランプ氏は米官僚機構を根底から覆し、作り直そうとしている」
日テレNEWS NNN
第一次トランプ政権で最も強力と言われたロビー団体の幹部が日本テレビの単独取材に応じ、トランプ氏は就任直後からアメリカの官僚機構を根底から覆し、作り直そうとしていると述べました。 ロビー団体の幹部、ジャスティン・セイフィー氏は日本テレビのインタビューで、第二次トランプ政権の展望について語り、議論を呼んでいる型破りな閣僚人事は、昔ながらの官僚機構に変革をもたらすためだと強調しました。 セイフィー氏「トランプ氏が成し遂げたいのは、いまの官僚機構を根底から覆し、改革して再構築することだ。(いままでのように)昔ながらの政治家たちに政権運営を任せたくないからだ。型にはまらない人選によって政府に変化と改革をもたらすことで、アメリカ国民により良い生活を約束してくれる」 一方、今回の大統領選でトランプ氏が予想を超える圧勝となった背景について、アメリカ国内で広がる所得格差が大きな要因だったと分析しました。 セイフィー氏「アメリカでは、かつてないほど経済的な不満に起因する“階級格差”が広がっている。共和党は、いまやあらゆる人種や労働者階級から支持される党に変貌しつつある」 セイフィー氏は、「民主党が高所得の白人のための党になっているのに対し、共和党は様々な人種や階層の人々から支持を得た」と述べ、アメリカの有権者の間に構造的な変化が起きていると分析しています。