どうするイチロー? マ軍の条件は、1年、約2億3000万円だった?!
MLBの公式サイトは、先日、ヤンキースをFAとなったイチローと、マーリンズが2年契約で交渉に入っている模様であることを伝えたが、現地時間21日に、マイアミヘラルド紙のバリー・ジャクソン記者が、マーリンズのオファーが「1年200万ドル以下(約2億3000万円)」であることを明らかにした上で、「マーリンズは(合意できると)楽観視しているが、まだ確定はしていない」と伝えた。イチローは、より試合出場を得られる場所を求めており、もしマーリンズではなく他球団を選んだ場合は、トレードもしくは、ナショナルズからFAとなっているネイト・シャーホルツ外野手に狙いを変更するだろうとも推測している。しかし、「あくまでもチームはイチローを最優先させたい」とも書き加えた。 [写真特集]メジャーリーガー イチローの軌跡 メジャーの外野手のFA市場には大きな動きが出ている。青木宣親がジャイアンツの入団会見を行った現地時間の20日には、ブルージェイズからFAとなっていたコルビー・ラスムスが1年約9億2000万円でアストロズと合意したと伝えられた。これにより外野手を補強ターゲットにしてきた球団の台所事情が変わってきた。そのひとつが外野手のレギュラーだった本塁打王のネルソン・クルーズとニック・マーケイキスの2人が流出しているオリオールズだ。 ラスムスの獲得失敗を受けて地元紙は、ナショナルズからFAとなっているネイト・シャーホルツ外野手を次なる候補として挙げながらも、「41歳のベテラン、イチロー・スズキも滑り止めとしての選択肢」と、イチローの名前を出した。「現在、マーリンズと交渉中」ともつけ加えているが、再びイチローが獲得候補として浮上してきた。 またブレーブスも、レギュラー外野手を2人失い、オリオールズからマーケイキスを獲得したが、まだもう一人の補強に動いていて、アスレチックスからFAとなったジョニー・ゴームズ外野手に興味を持っていると米国メディアが伝えた。他の選択肢として、ブレーブスのリストにもイチローとエリック・ヤング・ジュニアの名前があるという。