小4児童死亡のプール事故受け「責任を取る」第三者委員会の検証が進む中、高知市の教育長が辞職…事故直後と議会閉会後に2度、市長に“辞意”伝える
7月5日、設備の故障で、高知市の中学校のプールで行われた小学校の水泳の授業で、4年生の児童が溺れた事故を受け、高知市の松下整教育長が、10月16日で辞職しました。事故後に辞職願を提出していたということです。 【写真を見る】小4児童死亡のプール事故受け「責任を取る」第三者委員会の検証が進む中、高知市の教育長が辞職…事故直後と議会閉会後に2度、市長に“辞意”伝える ■松下教育長のコメント 「本年7月5日に発生させてしまいました、安心・安全であることを最優先で実施しなければならない、決してあってはならない、長浜小学校児童プール事故につきまして、改めまして、お亡くなりになられました、そして、ご家族ご親族の皆様に深くお詫び申し上げます」 「今回の事故に対し、教育行政の責任者としての責任があると感じており、後から桑名市長に辞職願いしておりました。桑名市長が辞職願を受け取っていただいたうえで、事故後の対応を本日まで私に任せてくださいました 「7月30日には臨時議会を開催していただき、条例案と予算額を認めていただくことで、第三者委員会である検証委員会を立ち上げることができ、2回目の会議を先日行うことができたところでございます」 「また9月議会におきまして、市民の代表であられる議員の皆様から、本議会でのたくさんのご質問をいただき、現時点における教育委員会としての方針を答弁させていただきました」 「この時期に、改めて桑名市長に辞意をお伝えしましたところ、ご理解をいただけることとなり、本日付の辞職の運びとなったところでございます」 「私といたしましては、先程申し述べました、検証委員会と9月議会に加え、これから始まる令和7年度予算編成、人事異動等への準備は、新しい方にやっていただくことが、責任のある方法であると考え、この時期に改めて桑名市長に申し出た理由でもございます」 「2年と10ヵ月半の在任中は、議会の皆様を始めとする市民の皆様から、多大なご支援を賜り、余る重責を本日まで努めることができました。心からお礼を申し上げます」 「さらには、桑名市長をはじめとする市役所の皆さん、教育委員会の皆様、市町村教育委員会の皆さん、校長会の皆さん、すべての教職員の皆さん、そして教育委員会のスタッフの皆さん、心から感謝を申し上げます。ありがとうございました」
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