生徒“中傷する”内容も…267人分の情報流出し2000万回以上閲覧 教諭が置き忘れ 札幌市
日テレNEWS NNN
北海道札幌市内の中学校で生徒267人分の個人情報が書かれた資料が生徒に撮影されていた問題で、内容がネット上に流出していたことが分かりました。その中には、生徒を中傷するような内容もあったということです。
中学1年生267人分の個人情報の一部がネットに流出した札幌市の中学校。SNSで2000万回以上閲覧された画像には、生徒への中傷ともとれる内容が書かれていました。 流出した資料には、生徒の学習状況や友人関係、さらには性格や家庭状況などの個人情報が書かれていて、中には生徒が傷つくような内容もあったといいます。 この事態に学校に通う1年生の保護者は… 1年生の保護者 「流れたモノについては取り返しがつかないですけど、なんとか事態を収拾できる方向にもっていってほしい。いろんなご家庭がありますので、その点を書かれて心を痛めている人がいるのであれば、非常に心配してはいます。(流出についての説明会を)開いてほしいと思っています。あった事実を正確に伝えてほしい」
流出のきっかけとなったのは、教諭のミスでした。 市の教育委員会によると、置き忘れがあったのは1年生が入学したばかりの4月10日の学年集会。1年生を担任していた女性教諭は体育館のステージに上がった際、集会の流れが書かれた資料などを舞台袖にあった台に置いたといいます。 その中には、女性教諭がもっていた個人情報が書かれた資料もあったといいます。 女性教諭が置き忘れに気づいたのは2日後。校長など管理職には報告せず、同僚と資料をさがしましたが、見つからないまま… 6日後、保護者から「子どもが個人情報が記載された資料を体育館ステージ上で見た。不適切ではないか」と学校に連絡があり、管理職が資料の紛失を把握し、その後、資料を発見。 場所は体育館の舞台袖。演台の下に女性教諭が資料を置いた台が収められていて、見つけにくい状態だったといいます。