債券は上昇か、利下げ観測で米長期金利が低下-日銀オペも支え
(ブルームバーグ): 28日の債券相場は上昇が予想されている。米国で景気鈍化を示す複数の経済指標を受けて年内の利下げ観測が強まり、長期金利が低下した流れを引き継ぐ。日本銀行が予定する定例の国債買い入れオペも相場の支えになりそうだ。
東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジストは、このところ日銀の早期利上げやオペ減額への懸念を背景に下落が続いていたが、昨日は底を打って持ち直しており、きょうも地合いは良好とみる。買い入れオペは据え置きが見込まれ、需給面でのサポート要因となると予想した。
同氏の新発10年物国債利回りの予想レンジ1.045~1.065%(27日は1.070%で終了)、先物中心限月9月物は142円72銭~142円98銭(同142円68銭)。
米景気鈍化示す統計続々、高金利や長引くインフレが影落とす
先物夜間取引で9月物は27日の日中取引終値比17銭高の142円85銭で終えた。
日銀買い入れオペ
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Yui Hasebe