今季10年ぶりポストシーズン進出のタイガースが内野手を補強
タイガースは、27日(日本時間28日)、ヤンキースからFAとなっていたグレイバー・トーレス内野手と、年俸1500万ドル(約24億円)の1年契約プラス契約ボーナス50万ドル(8000万円)で獲得したことを発表。スコット・ハリス編成本部長が、同日、オンライン会見に応じ、契約について語った。 「とてもエキサイティングだ。これで左に偏っていた打線にバランスが生まれ、打撃でダメージを与えることが出来ると同時に、内野守備が強化された。まだ28歳と全盛期のトーレスを、ユニークな形で獲得できたことで、チームは正しい方向に進むだろう」 昨季は、7月のトレード期限で”売り手”に回りつつ、夏場以降、若手の台頭でプレーオフ進出を果たし注目を浴びたタイガース。通算打率2割6分5厘、138本塁で、堅守のトーレス獲得を喜んだ。 トーレスはメジャー888試合出場中、二塁手で615試合、遊撃手で252試合に出場。三塁はマイナーでプレーしただけとなっている。米メディアでは、三塁守備を打診したナショナルズとの交渉が不調に終わったと報じられた。ハリスGMは「来季に限っては、トーレスが二塁を守る。トークルソンを一塁で起用する」と明言。二塁守備の確約と、単年契約によって、有益な補強に成功した。タイガースは、2年契約の2年目となる前田健太投手が在籍している。
報知新聞社