レチノールの間違った使い方に注意! 5つのエラーと効果的な活用法を皮膚科医が指南
近年、私たちが愛用するスキンケアの筆頭成分であるレチノール。アンチエイジングや肌の質感と見た目の改善で知られているが、使用方法を誤ると肌トラブルなど、望ましい結果を得られない可能性がある。そこで仏版「エル」が皮膚科医にレチノールの間違った使い方5つと、正しいケア法についてインタビュー。レチノールを味方につけて艶やかな肌を目指そう。
レチノールの恩恵を正しく享受するために
レチノールは、アンチエイジング分野においてスター成分として広く知られている。しかし、他の人気成分と同様、レチノールにも特定の条件がある。つまり、レチノイド系(ビタミンA)のこの分子の恩恵を享受するためには、正しい使い方を守る必要がある。 一方で使い方を誤ると、エイジング肌の味方であるレチノールが十分な効果を発揮せず、さらに悪いことには、刺激や肌トラブルを引き起こす可能性もある。 こうした事態を避けるため、次頁からレチノールの使用でよく見られるエラー5つをマスターしよう。
【エラー1】使うタイミングが悪い
レチノール配合のスキンケア製品の中には日中用のものもありますが、夜のお手入れに取り入れるのが理想的。なぜならこの有効成分は、光に弱い性質を持っているからだ。 また、レチノールが持つピーリング作用によって肌をきめ細かくしますが、同時に紫外線に対して敏感にするため、日焼けや色素沈着、シミなどの影響を受けやすくなることも。朝のスキンケアで使用したい場合は、最後に必ず日焼け止めを塗ることが重要だ。
【エラー2】過剰に使用する
スキンケアにおいて高い効果を感じると、つい過剰に使ってしまいたくなるもの。しかし、レチノールに関しては、多ければいいというものではない。規定量より多く塗布しすぎると、肌荒れや赤み、皮むけを引き起こすことがあるからだ。 「最初は低い濃度から始めて、一晩おきに使うことをおすすめします。肌が慣れてきたら、徐々に使用頻度を上げていき、毎晩使用するようにしましょう」と、皮膚科医で「Derma Medical Center」の創設者であるポマレード博士はアドバイスをする。