阪神・湯浅は沖縄拠点に自主トレ 国指定の難病から復活へ「暖かいところの方が症状も出にくい」
国指定の難病「胸椎黄色じん帯骨化症」からの復活を目指す阪神・湯浅が、今後はリハビリの拠点を鳴尾浜から沖縄に移して強度を上げていくことを明かした。 「暖かいところの方が症状も出にくい。不安がある中でやるよりは、しっかり暖かいところの方が動ける」 昨年8月下旬に手術を受け、着実にステップを踏んできたが冬場は気温の低下で右足の脱力を感じることがあった。「11月とか急に寒くなった時とかも何回か症状が出て。一回出たらしばらく続く。それが厄介なので」。リハビリ組は鳴尾浜を拠点にすることが通例だが、事情を把握した球団からも許可された。きょう10日に沖縄入りし、ブルペンでの球数増加や連投なども予定。「ピッチングの強度を上げていくスケジュールを徐々にやっていく」とペースアップも視野に入れる。 「キャンプでしっかり初日から全体のメニューをやって。ちょっとずつでもアピールして開幕1軍目指してやりたい」。ブレない目標を胸に歩を進める。 (遠藤 礼)