転職で月収が「35万円」から「25万円」に…減った分を補える「手当」があるって聞いたのですが本当ですか?
35万円から25万円に下がった場合のシミュレーション
今回のケースを基にすると、おおむね以下のような計算条件が整います。 就業促進定着手当 ・離職前の賃金日額:1万1667円 ・再就職の日から6ヶ月間に支払われた賃金額の1日分の額:8333円 ・支払基礎日数:183日 先ほどの計算式に当てはめると、支給額は61万122円です。しかし結論からいうと、実際にはこの額は受け取れません。就業促進手当の上限に引っかかるためです。 就業促進定着手当の上限額を、以下の条件と仮定してシミュレーションしましょう。 ・基本手当日額:6351円 ・基本手当の支給残日数に相当する日数:60日 計算の結果は15万2424円です。最初の計算では60万円以上と計算されましたが、上限が適用されるため、支給額は15万2424円にとどまります。 就業促進定着手当の計算は少々複雑なため、詳細な金額を計算したい場合は、最寄りのハローワークの給付窓口で問い合わせするようおすすめします。
転職して給料が下がった場合は給付金をもらえる可能性あり
転職後の給料が転職前より少なくなった場合、就業促進定着手当を受給できる可能性があります。「再就職手当を受けている」などの諸条件を満たすことで、まとまった金額が受け取れるかもしれません。 転職予定がある人や最近転職した人は、ハローワークの窓口に相談しつつ給付金のシミュレーションをしてみてください。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部