【小林製薬】「物言う株主」オアシスが株式買い増し 議決権10.63%は前社長に迫る大株主
香港の投資系ファンドが、小林製薬の株式を買い増して、筆頭株主に迫る大株主になったことがわかりました。 小林製薬は26日、香港の投資ファンド「オアシス・マネジメント」が小林製薬の株式を買い増し、議決権の数に対する割合が11月の7.93%から10.63%に増えたと発表しました。 「物言う株主」として知られるオアシスはこれまでに、創業家出身の小林一雅前会長がいまだに特別顧問として月200万円の報酬を受け取り、会長室を使い続けるなど抜本的改革を委ねられないことや、前会長と小林章浩前社長、山根聡現社長ら問題発覚時の取締役7人が「会社に損害を与えた」などとして、あわせて100億円余りの損害賠償を求めて提訴するよう求めているということです。 小林製薬の有価証券報告書によりますと、オアシスの議決権は今年6月段階では、5.2%でしたが、買い増しを続けて今回で10.63%まで上昇し、筆頭株主の小林章浩前社長に迫る大株主となります。
MBSニュース