GoogleのAI「Gemini」に登場した新機能、回答の一部を選択して書き換える方法とは?
この方法を試してみた
私は試しに、専用のワークアウトプランを作成するようプロンプトを入力してみました。 週5日間の、有酸素運動15分とウェイトトレーニング30分を組み合わせたワークアウトプランを考えて。全身を鍛えられるエクササイズを組み込んで。 それから、回答を書き換えて、有酸素運動の時間を「20分」に変更してみました。 回答のどの部分を再生成しても、Geminiが異なる内容のエクササイズやワークアウトを提案してくれます。再生成された回答が気に入らないときは、元に戻すをクリックするだけで、元に戻ります。 Geminiではまた、再生成された回答の上部に「Draft modified by user(ユーザーの修正した回答案)」というメッセージが表示されます。なお、選択したテキストの近くに、選択したテキストを修正するという意味のModify selected textアイコン(エンピツと星)が表示されれば、その部分は書き換えが可能だということです。 Googleによると、一部の回答や選択内容については、書き換えられない場合があるようです。 Geminiがプロンプトを理解できない場合には、エラーになることがあります。ほかのエラーについても、Googleはこちらのヘルプ記事で説明しています。
「回答案の表示」と「書き換え」を組み合わせて使う方法
もちろん、この機能を従来からの便利な機能「回答を書き換える」ならびに「回答案を表示」と組み合わせて使うこともできます。 回答を書き換えるアイコンは、回答の下部に表示されており、そこをクリックすれば、回答全体を短くする、長くする、シンプルにする、カジュアルな表現にする、あるいは専門的な表現にすることができます。 たとえば、回答をどのような媒体に使用するのかを考えてみてください。ソーシャルメディアに投稿するためなら、回答を「短くする」のがいいかもしれません。 また、社内でやり取りするメモ用であれば、「専門的な表現にする」を選んだほうがいい場合もあるでしょう。 続いて、回答の右上に回答案を表示するアイコンが表示されているのでそこをクリックすると、異なる言い回しや文体を使った回答案が3つ提示されます。 3つを比較して、どの回答案が自分のニーズに最適か選べるわけです。 たとえば、重要なメールを作成していて、それにふさわしい文章にしたいときなど、異なる文体の回答が提示されると助かります。 そのうえで、回答案やほかのバージョンに修正したいところがあれば、その部分を選択して、回答をさらに練り上げることができるのです。 Source:Google(1, 2 )
遠藤康子(ガリレオ)