小池徹平よ、いつからこうなった!? ピュアイメージはどこへ…ヘンタイ不倫男役への適性とは
とんでもないやつがいるもんだ。単なる不倫に飽き足らず、本能の赴くままにとことん変態であり続ける。 【画像】とえげつない不倫を重ねる岡谷綾香(篠田麻里子)と司馬マサト(小池徹平) 毎週土曜日よる11時30分から放送されている『離婚しない男-サレ夫と悪嫁の騙し愛-』(テレビ朝日、以下、『離婚しない男』)で、不倫男を演じる小池徹平は驚異的な存在感をぎらっぎら放っている。 「イケメンとドラマ」をこよなく愛するコラムニスト・加賀谷健が、本作第3話でエスカレートする不倫男の実態を読み解く。
ピュアな役柄とは無縁の存在に
ある作品で演じた役柄があまりにもインパクトがあると、その役がそのまま俳優自身のイメージになってしまうことはよくある。 例えば、小池徹平は、『ドラゴン桜』(TBS、2005年)や『ホームレス中学生』(2008年)など、青春作品でのきらっきらな純度100%キャラ“だった”ような……。 そう、でもそれはもはや15年以上も前のイメージに過ぎない。いつまでも過去のイメージをおしつけておくわけにはいかない。何せ現在の小池は、ピュアな役柄とは無縁の存在になってきているのだから。 一見誠実に見えて実はひどい不倫夫だった『ギルティ~この恋は罪ですか?~』(日本テレビ、2020年、以下、『ギルティ』)が本格的なターニングポイントになるのかしら。これが意外な魅力を引き出してしまったものだから、不倫男役への機運は俄然高まったに違いない。
こんな小池徹平、見たことあったか?
とはいえ、『ギルティ』の不倫夫役はまだまだ可愛いもの。ほんの序章、序の口に過ぎなかった。伊藤淳史が不倫される夫役の『離婚しない男』では、もう目も当てられない、でも抗えそうにもない、魅惑の不倫男を演じている。 いやだぁ~、見てらんないよ。なんて言わせないぞ。俺の魅力には誰も逆らえず、抗えない。みんな、とにかく俺だけを見ていろよ……。とばかりに小池の怪しい眼差しが語りかけてくる。 大手新聞社に勤める岡谷渉(伊藤淳史)の妻・岡谷綾香(篠田麻里子)は、娘の子役事務所のマネージャー・司馬マサト(小池徹平)とえげつない不倫を重ねる。ほんとこんな小池徹平、見たことあったか?