DEAN FUJIOKAの人生に影響を与えた人物は? 「未来への種を植えてくれた」
6月に新曲『In Truth』をリリースしたDEAN FUJIOKAが、人生に影響を与えた出会いについて語り、おすすめの楽曲を紹介した。 DEANが登場したのは『STEP ONE』のワンコーナー「Expedia LISTEN AND LEARN」(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)。毎週ゲストを招き、人生で得た学びや気づきを教えてもらうコーナーだ。ここでは7月8日(月)のオンエア内容をテキストで紹介する。
アジアで出会った、2人の女性
モデルからキャリアをスタートし、俳優やシンガーソングライター、映画監督など、さまざまなジャンルでマルチに活躍するDEAN。6月28日には、自身も出演するNetflix犯罪サスペンスドラマ『次の被害者』シリーズSeason2のエンディングテーマ『In Truth』もリリースした。 そんなDEANの人生に影響を与えたのは、香港の映画監督、ヤンヤンマク監督だという。 DEAN:香港で、自分が初めて俳優として出演した作品『八月の物語』の監督だったヤンヤンマク監督は、それまでやったことないこと、ゼロを1にする、そんな一歩を踏み出す機会をくれました。僕の人生において、そしてこのエンターテインメントでのキャリアにおいても、本当に大きな影響を受けたと思っています。現場では、俳優としてどうプロジェクトに向き合うかというのはもちろんですが、どちらかというとフィルムメーカーの1人としてプロジェクトとどう関わっていくか、フィルムメイキングが何たるかというところを、ヤンヤンにはたたき込まれましたね。ヤンヤンと彼女のクルーたちは、その後、自分が日本で監督の仕事だったりプロデューサーの仕事だったりをしていくという未来への種を植えてくれた、スタートの機会をくれたと思っています。 香港でデビューしたDEANはその後、台湾にキャリアの拠点を移し、業界では「中華圏のテレビドラマの母」と呼ばれるプロデューサー、アンジー・チャイと出会う。彼女との出会いも、DEANの人生を大きく変えるきっかけになったそうだ。 DEAN:僕は「チャイジェイ」と呼んでいるのですが、チャイジェイとの出会いを通じて、中華圏、そしてアジアのエンターテインメントの世界で、より大きな規模感でいろいろな経験をさせてもらう機会をいただきました。 トークを聞いたサッシャとノイハウスは……。 サッシャ:DEANさんはアジアでご活躍して、いわゆる逆輸入として日本でデビューしたわけですけど、こんな人は過去にいなかったですよね。もともとモデル活動をしていたなかでこうやって出会いがあり、母国でもない場所で言葉も学びながらご成功されて、実力を身につけて日本にきているわけで、一つひとつの出会いを大切にされてきたというのが伝わってきます。 ノイハウス:本当ですね。 サッシャ:本人が監督もした『Pure Japanese』という映画もありましたが、「いつか自分で映画を撮る」という夢は、ひょっとすると今日のお話に出てこられた方々が原点になっているのかなと思いました。DEANさんは誰もやったことがないことを開拓して、音楽でも仕事をして作ったお金を投資して、アルバムを作っていますからね。 ノイハウス:すごいなぁ! サッシャ:次から次へ、自分で何かをレバレッジして生んでいくといったパワーは、さすがだなと思います。 ノイハウス:そうですね。そのパワーがにじみ出ていたからこそ、皆さんが「この人なら絶対できる」という声がけをされたのでしょうね。