「おすすめなんだけど広まってほしくない」 通算20勝目を呼んだ石川遼の“マル秘”勝負メシ
◆男子プロゴルフツアー 三井住友VISA太平洋マスターズ 最終日(10日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70) 【写真】ウィニングパットを沈めてガッツポーズ 首位と1打差の2位から出た石川遼(33)=カシオ=が、逆転で大会単独最多の4勝目を飾った。5バーディー、2ボギーの67をマークし、通算11アンダー。6月のプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品以来の今季2勝目は、ツアー12人目となる通算20勝目となった。 * * * * 石川にとって御殿場Cの魅力はゴルフだけではない。クラブハウス内のレストランで提供されるフレンチトーストにも愛着を持つ。「和朝食を食べた後に、フレンチトーストとか。ここに来る大きな楽しみですね」と笑う。パンの分厚さと、ずっしり感のあるふわふわな部分が一推しポイントだ。「僕はバターをつけて食べるのが好き。これは自分なりの食べ方で、おすすめなんだけど広まってほしくない」と笑顔で話した。 「ここのパンは以前の支配人さんがこだわって、御殿場市のパンを使っている。今でも変わらなくて本当においしい。思い入れが強い」。初出場の2007年から17年がたっても、不変の味こそがコースでの活力源となっている。過去には16年のRIZAP・KBCオーガスタで中断中に芥屋GC名物のタイ茶漬けを3杯食べ、優勝につなげたこともある。石川の勝利にはクラブハウスの名物料理も一役買っている。(富張 萌黄)
報知新聞社