武居由樹 那須川天心の対戦ラブコールに「いつでもやれる。彼次第ですね」
ボクシングのWBO世界バンタム級王者の武居由樹(28=大橋)が14日、この日にWBOアジアパシフィック同級王座を獲得した那須川天心(26=帝拳)からの〝ラブコール〟を「いつでもやれる」と歓迎する意思を示した。 【写真】ボクシング初タイトルを獲得した那須川天心 那須川と同じくキックボクシングのトップ選手から転向した武居は、所属ジムの大橋秀行会長らとともに東京・有明アリーナで行われた那須川の試合をリングサイドで観戦。世界王座挑戦資格を満たす王座を獲得した那須川からリング上で「勝ちましたよ、武居くん」と呼びかけられ、立ち上がって応えた。 報道陣の取材には「本当に彼は世界レベルだと思ったので、分かっていたことですけど、速いし強いしうまい。もらわない技術だったり、スピード感はすごいなと感じました」と那須川を評価した。続けて「自分としてはいつでもやれる感じなので、彼次第という感じですね」と、那須川との対戦に前向きな姿勢を示した。 那須川はリング上で来年中の世界挑戦を希望したが、前日には同門の井上拓真がWBA同級王座を失ったこともあり、武居は「早い方がいい。ボクシング界はいつまでもトップでいるのは難しいので、チャンピオンのうちにやりたい」と希望。 バンタム級は4団体の王者を日本人が占めライバルが多く、今後のターゲットについては「大橋会長に任せます」と話した。
洪経人