北アルプス爺ヶ岳で冠雪 紅葉と雪の競演 ゲレンデも雪化粧 志賀高原の焼額山スキー場で3cm積雪 気象予報士「今年の冬は雪が多いかも」
11月7日は二十四節気の立冬。寒い朝となりました。7日朝は長野県内12地点で今季一番の冷え込みとなりました。志賀高原や北アルプスなど標高の高い場所では各地から雪の便りも届きました。 【動画で見る】志賀高原の焼額山スキー場で3cm積雪 北アルプス爺ヶ岳でも冠雪 紅葉と雪の競演 (記者リポート) 「志賀高原は体に力が入るほど寒いです。辺りにはさらさらした雪が積もっています」 一面に広がる雪景色。山ノ内町の志賀高原です。横手山山頂では、6日、今シーズン初めての積雪があり、6日夜から7日朝までにさらに2センチの雪が積もりました。例年より2週間ほど遅い雪の便りです。 東御市から: 「よかった、霧氷の志賀高原初めてなので。これで青空があったら最高ですね」 静岡県から: 「秋の紅葉の雪は珍しい、われわれにとっては。ちょうど来てよかったんじゃないかなと思います」 路面の凍結を受け、群馬県草津町に通じる国道292号線は、陽坂ゲートから先が通行止めとなりました。13日からは冬季閉鎖されます。 この雪で、ゲレンデも雪化粧。焼額山スキー場では約3cmの積雪がありました。 オープンにむけては、30~40cmほどの積雪が必要で、スキー場の関係者は、今後の降雪に期待を寄せていました。 志賀高原プリンスホテル ホテル営業・山崎浩史チーフマネージャー: 「定期的にこの後、また寒波が続いて、雪が確保できていればいいなと思うんですけど。今年はシーズン当初からしっかりとした雪を確保して、お客様にたくさん来ていただければいいなという風に感じています」 焼額山スキー場は、12月7日のオープンを目指しています。
雲の切れ間からのぞく雪の稜線。北アルプス爺ヶ岳でも7日朝は、白く冠雪していました。 麓の木々は紅葉が進んでいて、雪と紅葉の見事な競演となりました。 訪れた人: 「初冠雪が非常に輝いていて美しいですね」 7朝は県内30の観測地点のうち12地点で、今季一番の冷え込みに。上田市菅平と松本市奈川は氷点下となり、長野も5.3℃まで下がりました。 浅間山も初冠雪を観測。2023年より6日早く平年より7日遅いということです。 今年の冬の傾向は?岸本慎太郎気象予報士の解説です。 岸本慎太郎気象予報士: 「今年の冬は雪が多いかもしれません。きょう発表の1カ月予報によりますと、東日本の太平洋側は平年より降水量が多くなる予想です。ただ気温は平年より高い日が多いので、平地では雨が多いでしょう。さらにその先、3か月予報を見ると、12月の中頃から寒気が強まって北部では雪が多く降るとみています。いわゆるカミ雪も多くなる可能性が高いです」
長野放送