“銀幕のスター”鶴田浩二生誕100年特集を東映チャンネルで4か月にわたり連続放送!
東映チャンネルでは、銀幕の二枚目スターとして長い間活躍してきた鶴田浩二の生誕100年(1924年12月6日生まれ)を記念し、12月から4か月にわたり、鶴田が出演した任侠もの、時代劇、戦争ものなどさまざまなジャンルの映画作品から代表作と言えるものや、隠れた名作などを特集する。 鶴田は、48年に松竹京都に入社。同年「遊侠の群れ」に師匠・高田浩吉の名前から田と浩をもらい、“鶴田浩二”という芸名で出演し、本格的に映画デビューを果たした。さらに49年にはシングル「男の夜曲」で歌手デビューし、甘いマスクとかげりのある雰囲気が女性の心を捉え、松竹の若手スターの一人として絶大な人気を誇った。 その後、松竹を退社し独立プロダクションを立ち上げたり、フリーとなって松竹、新東宝、大映などの各映画会社の作品で主役を張り、58年には東宝の専属として契約を結ぶことに。しかし、全盛期を過ぎ、助演に回ることが多くなっていたところ、鶴田の時代劇と現代劇の両方で活躍できる演技力とスター性を買われ、60年には東映に移籍する。
移籍後、63年公開の映画「人生劇場 飛車角」で主演を務め、大ヒットを記録。そして64年に公開し、のちにシリーズ化した「博徒」もヒットとなり、東映任侠路線をけん引する俳優として、たくさんのヒット映画を生み出した。そのヒット作の中には、三島由紀夫が絶賛した「博奕打ち 総長賭博」(68年)や、多く映画評論家から支持を受けた「明治侠客伝 三代目襲名」(65年)など芸術性を認められた名作も含まれる。そんな鶴田は、任侠ものや時代劇だけではなく、戦争をテーマとした映画にも多く出演し、自らの体験を生かした熱演で映画ファンを魅了した。
12月~3月まで4か月間続く特集は「銀幕のスター・鶴田浩二 特集」と銘打ち、鶴田の出演した作品の中から、任侠もの、戦争もの、時代劇をメインに、代表作から知られざる傑作を届ける。生誕月の12月には、任侠作品から「博奕打ち 総長賭博」「博徒」の4Kリマスター版、そして隠れた名作「侠客三国志 佐渡ケ島の決斗」(66年)を放送。また、戦争映画「最後の特攻隊」(70年)、時代劇「次郎長三国志」(63年)など、えりすぐりの10作品を紹介する。 また、2025年1月には「明治侠客伝 三代目襲名」(65年)、「あゝ決戦航空隊 4Kリマスター版」(74年)のほか、全10作をおくる。2月には「ギャング対ギャング」(62年)、「あゝ予科練」(68年)など全10作品を、3月には「暗黒街の顔役 十一人のギャング」(63年)、「八月十五日の動乱」(62年)を含む全10作品を放送する予定なのでぜひ注目してほしい。