「ゴゴスマ」東国原英夫氏、斎藤氏再選で“謝罪”も疑問「なぜ問題提起した人間が謝罪しろとなるのか」
タレントで元宮崎県知事の東国原英夫氏が18日、TBS系「ゴゴスマ」(月~金曜・午後1時55分)に生出演。17日に行われた兵庫県知事選で斎藤元彦前知事が再選された結果を受け“謝罪”した。 斎藤氏に批判的な立場をとってきた東国原氏は「SNSで批判の言葉があった。謝罪しろ、謝れという。今まで斎藤候補に対して否定的、ネガティブな問題提起をしてきた。それがけしからん、謝れ、ということなんですよ。なので、どうも申し訳ありませんでした」と頭を下げた。 続けて「一応謝るというのは、不快な思いをさせた方々にはやっぱり謝るのかな」とした上で「ただ、選挙政治というのは賛否両論あるんですよ。こちら側が否定的だった候補が当選したからといって、なぜ問題提起した人間が謝罪しろということになるのか。ネットの論調ってこういう論調。ちょっとどうかなと思うが、謝れと言うなら申し訳なかったと思うが」と主張した。 東国原氏なりに取材、調査をし、県議や県職員からも意見を聞いた上で自分なりの発信をしてきたという。ところが「それをネットが善と悪、二項対立にもっていく。斎藤さんは善である。斎藤さんに反対するものは悪である。既得権益であり議会であり百条委員会であり、東国原とか泉房穂みたいになっていく。これはどうなのかなと思っている」と警鐘を鳴らした。斎藤氏がSNSを活用したことを、東京都知事選でSNSを活用し票を集めた石丸伸二氏の戦略になぞらえ「石丸方式」と表現したことにもバッシングを受けたという。 斎藤氏が111万票あまりを獲得したことは「民主主義において重要」としつつも、斎藤氏以外に投票した票数は111万票を超えていることを指摘。「こういうことを言うと、また東国原謝れとなるが、これは現実の話。全面的に斎藤さんの資質や政策が認められたわけではないということを、斎藤さんも謙虚に受け止めていただいて。丁寧に政策を進めていただきたい」と訴えた。
報知新聞社