“アジアの頂点”目指す中……サッカー日本代表・伊東選手が離脱 「性加害」で女性側と主張対立 森保監督の胸の内は?
■弁護士に聞く…「虚偽告訴」とは?
この逆告訴を受けて、女性側の弁護士が「被害者らの被害申告の裏付けを十分に行っておりますので、虚偽告訴などではないとの確信を持っております。このような対応を受け、被害者らはさらなる精神的な苦痛を受けております」とのコメントを発表しました。 女性側が、さらに虚偽告訴で伊東選手を訴えることも可能だとしています。伊東選手側が主張している虚偽告訴とは、どのようなものでしょうか? 元東京地検特捜部副部長・若狭勝弁護士 「ウソで事実とは違う内容で告訴がなされていて、それは許せないということで最初に告訴してきた人を虚偽の告訴であると(訴える)。警察とすると、まずは双方から詳しく事情を聞いていく」
■田嶋会長「JFAで総合的に判断した」
アジアの頂点を目指す中で、主力選手が思わぬ理由でチームを離れる非常事態です。その経緯について、日本サッカー協会(JFA)のトップが会見で語りました。 田嶋幸三会長 「私も伊東選手とも話をしました。そこでしっかりと、『自分はやりたい』と言ってくれたのも確かです」 他の選手たちからも「伊東選手と戦いたい」という声があったといいますが、田嶋会長は「現在の状況を考えるとチームを取り巻く環境が騒がしいことが続くことも想定されます。伊東選手のコンディションも含めてJFAとして総合的に判断しました」と説明しました。 「(スポンサーなど)企業の声もある程度参考にしたか」という質問に対しては、田嶋会長は「全くゼロではありません。パートナーの皆さんへの配慮もしたのは事実です」と明かしました。 日本は3日、ベスト4をかけてイランと対戦します。 (2月2日『news zero』より)