参加台数1000台以上!アメ車や国産旧車からネオクラに新型プリウスも!? カスタムカーの祭典『MOONEYES Street Car Nationals』を見てみよう!!
軽自動車からアメ車まで、戦前のSTREETRODから最新モデルまで、さまざまなカスタムカーが一同に会する夢のイベント
一般のエントリー車は良い意味での玉石混交。アワード車両はもちろんのこと、惜しくも受賞を逃したクルマの中にも素晴らしいマシンが多く、アメリカ本国のカーショーでも通用するレベルの高いマシンもちらほら散見された。 一方で比較的リーズナブルに買える国産コンパクトカーや軽自動車をベースに、MOONEYESのライセンスフレームやアイボールをつけただけのお手軽なカスタムを施しただけの車両も少なくなく、中にはほぼノーマルのDOMESTIC(ドメスティック)やEUROPIAN(ヨーロピアン)のエントリー車もあるなど、多種多様なマシンが一同に会するところが「来る者拒まず」のSCNならではの光景となる。ただ、いずれのエントリーしたオーナーもカスタムカルチャーに敬意を払い、MOONEYESが大好きであることには変わりはない。 いっぽう、SCNの顔とも言えるアメ車勢は新旧さまざまなマシンが会場に集う。最新型のマッスルカーやSUV、ピックアップトラックはもちろんのこと、普段街中ではなかなかお目にかかれないSTREET ROD(ストリートロッド。1949年までに製造された車両をベースに、公道走行を前提に製作したHOTROD)や1950年代のSHOE BOX(フラッシュサーフェイス化を狙ってフェンダーとボディを一体化させた戦後型の乗用車。1949年型フォード・カスタムが始祖)、1960年代のフルサイズのセダンやクーペ、1970年代のマッスルカーなど、HOTROD、LOW RIDER、TRUCKIN’、STREET VANなどジャンル横断でファン垂涎の名車やレアなマシンがずらりと並ぶ。
国産旧車も多数エントリー! 軽商用車のCUSTOMがブーム!?アイデアとセンス次第で不人気車もCOOLなマシンに!
もちろん、アメ車に負けず劣らず、DOMESTIC CUSTOMにも素晴らしいマシンがエントリーしていた。クラシックトラックやミニトラックのレベルが高いのは昔からのことだが、最近では軽バンや軽トラックのカスタムが存在感を増している。 その嚆矢は相模原のBLOWが生み出したCAL RODDER VAMOSやSUEF RIDERで、FRP製の既成のキットを使ってフェイスをスワップすれば、とびっきりキュートでクールなマシンに変身することが受けたのだ。現在ではBLOWのフォロワーとなるショップも現れ、維持費が安く、経済的で、広いラゲッジを活かしてさまざまな遊びに使えることから近年ますます人気となっている。 また、ショップに頼ることなくアイデアひとつでDIYでクールなマシンを作り上げるオーナーが多いのもDOMESTIC CUSTOMのユニークなところだ。シンデレラのカボチャの馬車よろしく、どうにもパッとしない不人気車でもアイデアひとつ、センスひとつで会場で注目される1台に大化けすることもある。 素材として不人気車の中古を激安で買って来て、浮かせた費用の分をカスタムに費やし、誰もが振り返る最高のマシンに仕立て直す。これこそがカスタムカルチャーの真髄であり、最高にクールな行為だとは思わないか?
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