２児の父である佐々木。強力な出足を武器に優出を狙う

◆ルーキーシリーズ第７戦スカパー！・ＪＬＣ杯争奪戦（７日・ボートレース津・５日目） 　佐々木翔斗（２７）＝大阪（１、１２Ｒに出走） 　４日目は２、１着と好走し、得点率６位で予選を通過した。「怖々と乗っていました。もうちょっと試運転から自信を持って乗れていたら簡単に逃げられたかなとは思いますけどね。だいぶ上積みはあったと思うので、準優は大丈夫だと思います」。４日目後半９Ｒの１号艇は１マークで中島秀に差されたことを反省するも、２マークでしっかり差し返して見事な逆転。オーバーエイジの意地を見せた。「出足型ですね。行き足からのつながりがいいです」と出足は上位級だ。 　２０２４年後期審査期間（２３年１１月～）に入って３優出、勝率６・３９（６日時点）と好調をキープしており、初のＡ１昇格も射程圏内だ。勝率アップの要因を聞いてみると「いつも通りですね。何かやり方とか意識とか変えたわけではないけど、去年の１１月に２人目が生まれたからですかね。やっぱり稼がないといいミルクを飲ませてあげられないですからね（笑い）」。第２子が誕生し、父親としての自覚がより一層大きくなったのだろう。 　準優は２号艇で登場する。「まずはケガなく走って、優出して、初優勝を目指して頑張りたいと思います」と一家の大黒柱が奮起する。（世古　智紀）