カンザスシティー連銀総裁、どの程度の利下げ必要か不確実と再度指摘
(ブルームバーグ): 米カンザスシティー連銀のシュミッド総裁は19日、米金融当局が政策金利をどの程度引き下げるべきかは不確実との認識をあらためて示した。
ネブラスカ州オマハでの講演テキストによると、シュミッド総裁は「金融政策の引き締めを緩和し始める時期ではあるが、金利がどこまで下がるか、最終的にどこで落ち着き得るかはまだ分からない」と述べた。
同総裁の講演内容は今月13日にダラスで行ったものとほぼ同じだった。
米金融当局は今月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で、2会合連続の利下げを決めた。市場では12月の追加利下げの可能性は後退しているものの、投資家は依然として0.25ポイント利下げの可能性が高いと見ている。
シュミッド総裁は、金融政策環境を形作る三つの長期的傾向として、生産性の向上と労働人口の高齢化、政府債務の増加を挙げた。
原題:Fed’s Schmid Repeats Uncertainty Over How Far Rates Should Fall(抜粋)
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Catarina Saraiva