【ロッテ】ドラフト2位のヤマハ・宮崎竜成が恩返しV誓う…日本選手権・11月2日初戦
ロッテからドラフト2位指名されたヤマハの宮崎竜成内野手(23)が、集大成の“恩返しV”を誓った。29日に開幕した日本選手権(京セラD)に向け、「今までお世話になったみなさんに恩返しをできるような活躍をして、優勝できるように頑張りたい」と決意を込めた。 立命館大4年時には指名漏れを経験。大学で区切りをつけるつもりだった宮崎に声を掛けたのがヤマハだった。名門チームから誘われ、「社会人でやるならプロを目指す!」と再燃。日本楽器から社名変更した1987年以降、同社の野手では最高となる2位で指名を受け、恩義に報いた。 大学時代から定評のある守備に加え、肉体改造で長打力も身につけた。最も成長を実感したのがメンタル面。走攻守の三拍子がそろった即戦力野手は「もちろん技術も伸びたが、どうしたら結果が出るのか考える時間が増えた。野球のことばかりを考えた2年間。今までの野球人生で一番濃かった」と胸を張った。 同じパ・リーグのオリックスが本拠地とする球場で、ヤマハで最後の公式戦に臨む。初戦は11月2日の明治安田(東京)戦。「たくさんの応援の中で活躍をできるように、そして来年からはここでやるんだなという思いも感じながらプレーしたい」。感謝の思いを胸に、グラウンドで暴れまくる。(竹内 夏紀)
報知新聞社