【阪神】「見ての通りよ」岡田彰布監督がぼやき全開 交流戦のオリックス戦で初の2試合連続完封負け
◆日本生命セ・パ交流戦 オリックス4―0阪神(12日・京セラドーム大阪) もう、怒りを通り越して、あきれていた。阪神・岡田彰布監督(66)は「何もないで。昨日(11日)よりないわ」と、ぼやきながら報道陣の前に立ち、険しい表情を浮かべた。今季2度目、交流戦のオリックス戦では初の2試合連続完封負け。「ずーっとやん。今日の試合だけちゃうやんか。それだけのこと。見ての通りよ」と、貧打にあえぐ現状を嘆いた。 公式戦初対戦の相手先発エスピノーザに、6回1死までパーフェクト投球を許した。0―4の7回に2死満塁をつくったが、3年ぶりに7番で先発した佐藤輝がワンバウンドの変化球に空振り三振。9回2死一、二塁では一ゴロに倒れ、最後の打者となった。1軍に再昇格した7日から5試合で19打数3安打の打率1割5分8厘。また、粗さばかりが目立つようになってきた。 1日のロッテ戦(ZOZO)から10試合連続で4番の近本も、38打数8安打の打率2割1分1厘。5試合連続安打を記録しているが、本調子ではない。虎将は「ないない。何も言うことないわ」と繰り返した。 先発の大竹は4回に3点を先制された。紅林には3安打を浴び、指揮官は「狙い打ちされてるなぁ。もう読まれとるよな」と、また嘆いた。2年連続で交流戦の勝率5割以下が確定。1位・広島、3位・巨人も負けたことが救いだが、岡田阪神の深刻な貧打問題は続いている。(中野 雄太)
報知新聞社