山あいに突如現れた高さ5m超の「薬師如来像」 75歳が独学で腕磨き4年かけて完成「彫ってるうちにはまって」
こだわりは顔
そして一番のこだわりはー 西沢治夫さん: 「こだわりは顔に出るからさ。慈悲の心を込めたものでなければ仏像じゃないよって言われるぐらいの世界。顔の表情が一番苦労する。苦労するっていうか、到達はできないけど」 法衣は麻布を使用。 背景には朝焼けの北アルプスを描いている。
とにかく見てもらえれば
先日、開眼法要も営まれ、それが新聞で報じられると、住民や観光客が「参拝」に訪れるようになった。 訪れた人は、「すごい。病気ばかりしてるからお参りさせてもらいます。大きさはすごいですね、びっくりしました。(ご利益ありそう?)本当に元気いただきます」、「一人で作ったのにしては、大変なものだなと。迫力はあったね」と、完成度の高さに驚いていた。 山あいの集落に突如、現れた巨大な「薬師如来像」。西沢さんは気軽に見に来てほしいと話している。 制作者・西沢治夫さん: 「ただ自分は(彫るのが)好きで、いい加減な理由はつけてるけど、そんな立派なもんじゃないんだわ(笑)。見てもらってどういうふうに感じてくれているのかなとは想像するけど、とにかく見てもらえば、それだけでうれしい」 (長野放送)
長野放送