わせ主力品種・サンつがる出荷開始 安曇野市のJAあづみ
リンゴ産地の長野県安曇野で17日、わせの主力品種・サンつがるの出荷が始まった。安曇野市三郷温のJAあづみ中央果実選果所では、選果員と選果機によって四つある等級に分けて箱詰めされ、首都圏や関西圏などに出荷された。甘さと酸味のバランスの取れた夏リンゴらしい味わいに仕上がっているという。 同JAによると、出荷開始日は昨年と同じだが、今年は春先の凍霜害がなく、十分な着果量を確保できたため豊作傾向にある。選果所では、選果員たちが傷の有無や色などを一つ一つ確認しながらベルトコンベヤーに載せた後、センサーやカメラが糖度や大きさ、色付き具合を自動判定して等級に分けた。 出荷は9月上旬まで続き、昨年より4万ケース多い14万2440ケースを計画している。同JAりんご部会の佐原茂部会長は「今年は特に出来がいい。いつになくおいしい」と味に太鼓判を押していた。
市民タイムス