憧れのジャージーで“聖地”へ… 中学生のときに観た「戦う男たち」 になって 親元を離れて過ごした3年間の集大成 主将が語る「花園への覚悟」 広島県代表尾道高校
何事にも一切手を抜かない姿勢が評価されました。田中春助監督は「誰よりも責任感がありリーダーシップに優れている。チームメイトからも信頼されている」と話します。 「人を動かす前に自分で動く。雑用や人がやりたがらないことも率先して行う。」 主将に選ばれたことで、今までとは違う責任感が芽生えました。ゴミ拾いや部室のゴミの入れ替えも率先して行います。 そんな上田主将にチームメイトは 「ヤス(上田主将のあだ名)を全力で支えていきたい」と厚い信頼を寄せます。 ■日本一を目指し夢の花園へ 11月27日、花園への切符をかけた広島県大会決勝。上田主将は後半から出場し、勢いのあるタックルでチームを鼓舞しました。66対7で崇徳高校を下し、尾道高校が18年連続の優勝を果たしました。 上田主将にとって初めてとなる花園は、憧れの場所でもあり、チームとして集大成を発揮できる場所です。 「自分が辛いときに支えてくれた家族やスタッフ、チームメイトに今までの感謝の気持ちも込めて恩返ししたいと思う。プレーの面でも生活の面でも精神的支柱になり花園で日本一を目指します」 尾道高校は28日に1回戦で沖縄県代表の名護高校と対戦します。勝ち進むと、今大会の優勝候補、島根県代表・石見智翠館高校と激突します。中学1年生の時に憧れた「BURIKENS」。その21代主将として大舞台に立ちます。 ◇尾道高校ラグビー部 2002年創部。愛称の「BURIKENS」は古フランス語のBrigand(ブリガンド・山賊)からインスピレーションを受け、英語のBrave(ブレイブ・勇敢な)と漢(カン・男)を掛け合わせ作った造語。ここから「戦う男たち」を意味する。
中国放送
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