ロールス・ロイス新型「カリナン シリーズII」に「ブラックバッジ」が同時発表! まさに600馬力のV12エンジンを搭載した破壊神です
実証されたエンジニアリング
ブラックバッジ カリナンの最初のモデルにおいて、顧客はブラックバッジモデルが単なる美的な改良だけにとどまらないことを要望した。発売から5年、ロールス・ロイスのエンジニアが2019年の車両のために行った変更には、ボディのロールを緩和する大容量のエアサスペンションの採用や、さらなるエンジンのパワーアップなどが含まれ、この大胆なクルマの魅力に欠かせないものとなった。したがって、ブラックバッジ カリナン シリーズIIでも、最高出力600ps、最大トルク900Nmを発生するツインターボ6.75L V12エンジンを採用し、その考えを受け継いでいる。 追加されたパワーを引き出すために、トランスミッションとスロットルは、より素早い加速のために改良された。ZF製8速ギアボックスとフロントとリアの両アクスルが連動し、スロットルとステアリングの入力に応じてドライバーへのフィードバックレベルを調整する。 ギアセレクターの「Low」ボタンを押すと、ブラックバッジのテクノロジーがさらに解放される。これを作動させると、特注のブラックバッジ エキゾーストシステムの音色と音量が変化し、通常のアイドリングよりわずかに700rpm高い1700rpmから900Nmのトルクをすべて利用できるようになる。さらにローモードでは、スロットルを90%まで踏み込むと、ギアシフトの速度が50%上がる。ブラックバッジ カリナン シリーズIIのポテンシャルをフルに活かすため、ブレーキペダルのトラベル量が短縮され、ドライバーの入力により即座に反応するようになった。 AMWノミカタ 今回、通常のカリナン シリーズIIとブラックバッジモデルが同時に発表されたのは大きな驚きであった。それだけこのブラックバッジを待ちわびている顧客が多いのであろう。そしてコスメティックな変更だけで特別モデルが作られることが多い中、パフォーマンスの部分にも手を入れている点もさすがといえる。 さらに、スペクターというフルエレクトリックモデルでロールス・ロイスの未来を見せながら、片や伝統の6.75Lエンジンを躊躇なく使い続ける。世間の風潮などどこ吹く風である。顧客はクルマを買いに来ているのではなくロールス・ロイスを買いに来ている。それを知っているブランドはじつに堂々と潔い。
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