ロールス・ロイス新型「カリナン シリーズII」に「ブラックバッジ」が同時発表! まさに600馬力のV12エンジンを搭載した破壊神です
進化した分身、ロールス・ロイス「ブラックバッジ カリナン シリーズII」
ロールス・ロイスは「カリナン シリーズII」の発表と同時に「ブラックバッジ」を発表しました。ブラックバッジはロールス・ロイスの体験をより直感的に解釈することを求め、自己表現や個性、大胆さを大事にする新しい顧客層に支持されてきました。このブラックバッジが同時発表されたことは、そのようなカスタマーの心を一気に掴むロールス・ロイスらしい、じつに用意周到な作戦です。このブラックバッジモデルの特徴を見ていきます。 【画像】破壊的なデザイン! ダークな雰囲気のロールス・ロイス「ブラックバッジ カリナン シリーズII」を見る(29枚)
歴史上初めて取り入れられたエクステリアの仕上げ
ロールス・ロイス「ブラックバッジ カリナン シリーズII」の特徴は、インパクトのあるフロントエンドの存在感である。おもな差別化要因は、エアインテーク下部の幾何学的なパーツであろう。このクルマのダイナミックなキャラクターをより強調するために、幅を広げたベインを組み込んでいる。その上には、シリーズIIで初めてライトアップされた、ブランドを象徴するパンテオングリルがある。ブラックバッジの場合、グリルはシリーズの特徴であるブラックで仕上げられるが、シルバーの「ホライゾンライン」がクルマの縦型デイタイムランニングライトと相まって、広がりと立体感を生み出している。クルマを完全に暗闇に包み込みたいカスタマーのために、オールブラック仕上げも用意されている。 スピリット オブ エクスタシーのマスコットを含む、エクステリアのボディの細部とブライトワークもすべてブラックで仕上げられている。ブラックバッジの歴史上初めて、この仕上げがウインドウサラウンドやドアスピアからドアハンドルにまで及んでいる。 このドアハンドルの仕上げには、まずハンドル全体を軽い研磨剤で磨き、耐久性のある下塗り用の「基礎」を作り、その上にブラックの塗料を4度塗りする。硬化後、これらの部品は、ブラックバッジ カリナン シリーズIIの豊かで光沢のあるコーチワークにマッチするように、ひとつひとつ磨かれる。 リアテールゲート、バンパーアクセント、エキゾーストなど、その他のダーク化されたパーツは、ミラーブラック効果を得るために特定のクローム電解液で処理される。これは従来のクロームメッキ工程に導入され、ステンレス鋼の下地に共析されることで、仕上げを黒くする。最終的な厚さはわずか1マイクロメートルで、これは人間の髪の毛の100分の1ほどの幅に相当する。これらのパーツは、クルマに装着される前に、手作業で丁寧に研磨され、ミラーブラックのクロームが仕上がる。 ブラックバッジ カリナン シリーズIIは、エクステリアカラーをボディ下部のすべてに拡大することができ、さらにロアシル、バランサー、ロアフロントバンパーもブラックバッジ カリナン シリーズIIだけの特別な処理が施される。これにより視覚的に車高が下がることで、よりダイナミックな印象を生み出し、その一体的なフォルムをさらに際立たせている。 エクステリアはブラックバッジモデルでは初となる23インチのホイールが装着される。遠くから見ると、グロスブラックとシルバーで仕上げられた5本スポークのように見えるが、実際は、10本スポークの仕様である。この視覚効果は、ポリッシュ仕上げと塗装仕上げをホイールの凹んだネガティブな表面の間に相互に織り交ぜたことから生まれる。また、このデザインにより、ディスクブレーキキャリパーをはっきりと見せることができる。
【関連記事】
- 【画像】破壊的なデザイン! ダークな雰囲気のロールス・ロイス「ブラックバッジ カリナン シリーズII」を見る(29枚)
- ◎ ロールス・ロイス新型「カリナン シリーズII」が登場! 超高級SUVの進化したポイントを解説します
- ◎ 人はなぜ「◯◯界のロールス・ロイス」を目指すのか? 最高であり文化の香り漂うのは「ベル・エポック」という豊かな時代に誕生したから!?
- ◎ 上海発! ロールス・ロイスが「スピリット・オブ・エクスプレッション」を発表。世界中の風景をイメージした個性的な3台とは
- ◎ 世界にたった1台のロールス・ロイスが約4000万円!「シルバー スペクター シューティングブレーク」製作に2500時間以上かかりました