SUPER EIGHT、エイターに感謝「20周年祝ってくれてまじでありがとうー!! ここまでこれたんは応援してくれたみんなのおかげやぞ」
アイドルグループ「SUPER EIGHT」が10日、デビュー20周年を記念した「超アリーナツアー2024」の横浜アリーナ公演を開催した。「SUPER EIGHT=SUPER HERO」をテーマに、7月にリリースしたアルバム「SUPER EIGHT」を引っ提げて8月にAichi Sky Expoで開幕。11月2、3日の北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナまでの6会場16公演で17万1000人を動員予定だ。 今年2月に「関ジャニ∞」から改名したSUPER EIGHTは、デビュー20年で初めてセルフタイトル(グループ名を作品名にする)にしたアルバムをリリースした。
心機一転の気持ちとともに、さらなる進化を目指すステージは、燃えるような真っ赤な衣装を着たメンバー5人が登場し「カカッテコーゼ」でオープニングを迎えると、ド派手な火柱が次々と上がった。4曲目の「アンスロポス」からは、グループのもう一つの顔であるバンドスタイルを披露し、代表曲「喝采」などをパワフルに届けた。 同じ所属事務所の関西勢によるユニット「KAMIGATA BOYZ」として開催したヤンマースタジアム長居でのコンサート2日目の9月22日にデビュー丸20周年を迎えた。この日は横浜アリーナ3日間公演の最終日。会場を埋め尽くしたエイター(ファン)1万5000人を前に、安田章大(40)は万感の思いを伝えた。 「20周年祝ってくれてまじでありがとうー!! ここまでこれたんは応援してくれたみんなのおかげやぞ。ありがとなー!!」 そして「エイター、声をくれー」とあおると大声援でファンもお返し。安田は「これがSUPER EIGHTとスーパーエイターの確かな絆だ!」と満足げにシャウト。他のメンバーもうなずきながら拍手を贈った。
村上信五(42)はデビュー曲「浪花いろは節」が、正式デビューを前に関西地区限定シングルとして先行リリースされたことを思い出しながら、メンバー自身が手売りしていた激レアCDを持っている人に挙手を求めると、その数の多さに感激。「いろいろ耐え忍んでようこそ今日の日を迎えてくれた。今のだけでグッときてまうわ」と興奮気味。大倉忠義(39)も「あのころは(メンバーの人数が)約半分になると思っていなかった」と苦笑した。 「さあ、もう一暴れしようか!」。安田が鬨(とき)の声を上げて本編のクライマックスへ。バンド形態で「ハライッパイ」「〝超〟勝手に仕上がれ」などテンション爆上げソングをたたみかけた。 「『感謝している』や『ありがとう』を上回る言葉なんてないんとちゃうんかなって日々考えているんですけど、1個上回る言葉を見つけたんです。たったの5文字。『愛している』ってことです。何回も言えば言うほど陳腐になってしまうありがとうや感謝を愛しているという思いで返したい」と安田は最後にあいさつした。 12月からは「超DOME TOUR 二十祭」と題したドームツアーが始まる。 ◇ブラバンとコラボ 10年前に朝日放送「熱闘甲子園」のテーマソングとなった「オモイダマ」は、当時高校生から歌詞を募集して完成させた楽曲。今回のツアーでは各地の高校のブラスバンド部とコラボして届ける企画を立ち上げ、横浜公演では駒澤大学高等学校の吹奏楽部37人が参加した。 全4公演のステージを終えた部長の女生徒は「企画の段階からたくさんの方々に関わっていただいて、奇跡的な確率で立てていると思うので、感謝の気持ちを言葉だけですがお伝えさせたいと思います」とあいさつ。会場から万雷の拍手が巻き起こった。 ◇お笑いコンビ〝復活〟 ○…MCでは、安田と丸山隆平(40)によるお笑いコンビ「山田」が〝復活〟。記憶の糸をたどりながら、即興で「扇風機」というかつてのネタを披露した。 20年の軌跡をたどる上で安田が初めてのドーム公演の際、丸山の「山」と安田の「田」を取った「山田」としてコントを披露したことを思い出すやいなや、他のメンバーから「やってほしい」とムチャ振りが。安田は「ほんま、やりたないけどやってみるわ」と渋々了承した。一切打ち合わせもせず、いざ本番。結果、丸山が思い付くままにうまくボケて爆笑をさらい、2人はうれしそうにがっつり握手を交わした。
中日スポーツ