Hey!Say!JUMP「今年もドームでアイドルど真ん中」 4大ドームツアーの東京ドーム公演
アイドルグループ「Hey!Say!JUMP」が29日、最新アルバム「H+」を引っ提げた4大ドームツアー(全10公演)の東京ドーム公演を開催した。同所ではこの日から元日までの3公演で、大みそかはスペシャルライブを年越し生配信する。年をまたぐ日程で東京ドーム公演を開催するのは通算7度目。JUMPが主役の冬が今年もやってきた。髙木雄也(34)は「今年もドームでアイドルど真ん中のHey!Say!JUMPを楽しんでいただけたら」と呼びかけている。
日常×違和感をダーク&ポップに表現したアルバムコンセプトにちなみ、ステージは「廃虚の遊園地」がテーマ。メインステージ中央には、実際に乗ることができる高さ14メートルのメリーゴーラウンドが設置され、ジェットコースターのレールや観覧車のオブジェもちりばめられている。ステージを彩る電飾は、約4000灯で過去最多となる。 演出を担当した山田涼介(31)は「遊園地に遊びに来た感覚の中に、派手な演出や繊細な光の演出を入れ込んであります。ダンスパートで出てくるタワーはものすごくこだわって考えました」と見どころをアピールしている。
オープニングでステージを覆い尽くす巨大な白い幕がアンベールされると、空中のトラス(骨組み)に乗ったり、手をかけてぶら下がってメンバー8人が登場。「今までで一番アツい夜にしようぜ!」と薮宏太(34)がシャウトすれば、八乙女光(34)も「のどがかれるまで歌おうぜ!」とファン5万5000人をあおった。 「ネガティブファイター」「DEAR MY LOVER」などの代表曲に加え、伊野尾慧(34)のピアノ演奏で始まるバラード曲「最後の涙」など全32曲を披露。2019年のツアー以来5年ぶりにメンバーが愛と平和の妖精「じゃんぷぅ」にふんしたパフォーマンスでも盛り上げた。 そして、山田がこだわったというダンスコーナーでは、高さ8.5メートルの巨大シャンデリアと、照明によって「H」の文字が浮かび上がるやぐら(タワー)と客席上空を移動するムービングステージを掛け合わせた豪華絢爛(けんらん)なセットでメンバーが息ぴったりのダンスを披露した。 山田は「名古屋からこのツアーが始まって、今日から東京ドームで(大みそかのスペシャルライブも含めて)4日間やらせていただけます。4日間東京ドームでできるってすごいこと。皆さんのおかげです。この4日間だけじゃなく、このツアーでステキな幸せな思い出を一緒につくりたいと思っています」とあいさつした。 計46万人を動員するツアーは、2月7~9日の京セラドーム大阪でファイナルを迎える。
中日スポーツ