【エプソムC】別定戦で斤量加増なしの4、5歳馬が断然 東大HCの本命はサイルーン
人気通りの決着?
<エプソムC 人気別成績> 1~3番人気【6-3-3-18】勝率20.0%/連対率30.0%/複勝率40.0% 4~6番人気【3-4-5-18】勝率10.0%/連対率23.3%/複勝率40.0% 7番人気以下【1-3-2-94】勝率1.0%/連対率4.0%/複勝率6.0% <エプソムC 良馬場での人気別成績> 1~3番人気【4-3-1-7】勝率26.7%/連対率46.7%/複勝率53.3% 4~6番人気【1-2-3-9】勝率6.7%/連対率20.0%/複勝率40.0% 7番人気以下【0-0-1-53】勝率0.0%/連対率0.0%/複勝率1.9% エプソムCは10年中9回を5番人気以内の馬が勝利。該当馬をベタ買いしても単勝回収率はプラス域だ。ただし、4番人気【1-2-2-5】、5番人気【2-1-1-6】と上位人気と変わらない成績であり、3番人気以内だけで決着した年はない。上位人気を中心に、中位人気を相手に組み込むのが基本戦略となりそうだ。 良馬場だとこの傾向がさらに際立つ。3番人気以内は半数近くが連対する一方で、7番人気以下は馬券圏内すら前述のダークシャドウのみ。穴馬狙いは得策でない。良馬場での5回中、3連複が最も高配当となったのは21年の130.9倍であり、15年には同7.9倍、3連単でも27.5倍という堅い決着があった。今年は21年以来の良馬場施行が予想される。3連系の馬券を組むなら点数には注意したい。
3連勝で初重賞制覇へ
◎サイルーン 4走前から連対を外しておらず、現在2連勝中。2走前にはマイルの舞台で桜花賞3着馬ペリファーニアを下し、前走はトップハンデで快勝。その前走では以前敗れたコントラポストにリベンジも果たした。勝ち時計1分32秒9も優秀な部類だ。1勝クラス突破以降、東京コースでの勝利はないが、ここ2戦は上がり最速を出しており、今の状態なら問題ないだろう。初の重賞挑戦となるが、3連勝は現実的と考える。 ◯ヴェルトライゼンデ 4歳1月まで重賞未勝利ながら2着4回3着1回と好走。その後は屈腱炎で1年休養した後に重賞2勝、ジャパンC3着と実力は落ちなかった。今回も1年の休養明けとなる。7歳である点や、久々の1800m戦への対応など不安材料も多いが、一昨年の鳴尾記念のような復活劇の可能性も十分ある。戸崎圭太騎手は過去10年の本レース【2-1-1-5】と好成績を残している。 ▲ラケマーダ 前走の分倍河原Sは勝ち時計1分32秒5。この数字は同日のNHKマイルCに0秒1劣るだけの優秀なもの。関西所属ながら直近2勝は東京で挙げていてコース適性は問題ない。ただ2走前にサイルーンに敗れている点を考慮し、▲評価とした。 以下トゥデイイズザデイ、ニシノスーベニアに印を回す。馬券は◎軸、◯以下相手の3連複とする。 ▽エプソムC予想▽ ◎サイルーン ◯ヴェルトライゼンデ ▲ラケマーダ △トゥデイイズザデイ ×ニシノスーベニア 《ライタープロフィール》 東大ホースメンクラブ 約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。
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