王者リュウ・ツァー、サッタリを撃破し初V！

K-1実行委員会 『AZABU presents K-1 WORLD MAX 2024』 2024年9月29日（⽇）東京・国立代々木競技場第二体育館 ▼第16試合　K-1 WORLD GP クルーザー級タイトルマッチ 3分3R・延長1R 〇リュウ・ツァー（中国/唐山文旅驍騎ファイトクラブ/CFP/王者） 判定2-0 ※30-28、29-29、30-29 ●マハムード・サッタリ（イラン/TEAM ŌTA） ※リュウが初防衛に成功。 【フォト】リュウ・ツァー、豪快ハイキック！サッタリとの激闘シーン 　リュウは、昨年9月「K-130周年記念無差別級トーナメント」に参戦し、全試合KOで初優勝。同年12月は谷川聖哉にKO勝ち、24年3月シナ・カリミアン戦でもKOし、K-1クルーザー級王者に。K-1では5連続KO勝ち無敗と無双状態だ。 　対するサッタリは、22年12月のK-1でルーマニアのステファン・ラテスクの強打を浴びて、プロ初黒星。23年9月に復活をかけてK-1 30周年記念無差別級トーナメント一回戦でクラウディオ・イストラテと対戦するもKO負けとなり、今回の大事なタイトル戦が再起戦となる。 　1R、サッタリが右ロー、前蹴りを繰り出し、左ボディ打ち。リュウは右フックを強打、右カーフを蹴り込む。左ジャブで圧をかけるリュウ、サッタリは右カーフキック。リュウのパンチにサッタリはアッパーを合わせる。終盤、長身のリュウの圧にサッタリが圧を感じ始める。 　 　2R、リュウは右ロー、前に出て右ストレート。サッタリは左ミドル、左ボディ打ちでボディを狙う。リュウは、前蹴りやジャブ、左右フック、ヒザ蹴りでどんどん前へ。サッタリは圧を受け、随所で左右ボディ打ちを被弾するが、気合いで立ち続ける。 　3R、サッタリは右ロー、左右フックで攻める。リュウは左ジャブから右ロー。サッタリは顔面前蹴りを放ち、サークリングする。サッタリの左フックがリュウを捉えるが、リュウは前に出続け、左ボディフック。最後はサッタリも右フックを気合で出した。 　 　ジャッジは1者がドローも2者がリュウを支持。リュウが盤石な試合運びで勝利し防衛に成功した。敗れたサッタリも意地を見せるファイトで気持ちを見せた。 　リュウは、マイクを持つと「中国から来たリュウ・ツァーです。K-1で戦えて、防衛することが出来て嬉しいです。ただ、十分なパフォーマンスは出せませんでした。KOすると言っていましたが、出来ませんでした。自分から主導的に攻撃していればよかったのかもしれません。ただ、防衛できたことについては良かったです」と振り返り、K-1や関係者、ファン、対戦したサッタリに感謝を述べた。