寺脇康文、4年ぶりの武道館チャリティー公演を終え「泣きそうになりました」 豪華アーティストが共演
困難に立ち向かう子どもたちへの支援を目的として開催
俳優の岸谷五朗と寺脇康文が中心になり誕生したチャリティーイベント『Act Against Anything VOL.3「THE VARIETY 29」皆でチャリティ!異業種エンターテイナー団結!武道館降臨!』が、1日に都内の日本武道館で開催された。終演後、岸谷、寺脇、中村雅俊、大黒摩季、ロバートの秋山竜次が囲み取材に応じ、豪華アーティストが共演したイベントを振り返った。 【写真】囲み取材に登場した寺脇&岸谷らの集合ショット 本イベントは、1993年にエイズ啓発を目的としたチャリティコンサート『Act Against AIDS「THE VARIETY」』として誕生し、2018年までの間に26回のコンサートをさまざまなゲストを迎え開催。20年から“1人でも多くの子どもたちとその未来を守りたい”と、貧困、難病、教育問題など多くの困難に立ち向かう子どもたちへの支援を目的とした、『Act Against Anything「THE VARIETY」』として新たなスタートを切った。 寺脇は4年ぶりの日本武道館公演を終えて、「すごく久しぶりな感じがしました。武道館は客席が近くて、あったかい雰囲気になる。お客さんが力を与えてくださって、出だしからうるっと泣きそうになりました。とてもいいコンサートになったと思います」と笑顔。初出演となった秋山も「最高なステージでした。全部リアクションしてくれる。ものすごくみんな優しくて、自分がやらせていただいて光栄です」と大満足な様子を見せると、岸谷との共演したステージについては「ここ1年、大河ドラマでお会いした岸谷さんとまったく違いました。ギャップがすごすぎて最高でした」と喜んだ。 岸谷・寺脇による演劇ユニット・地球ゴージャスでも共演している中村は「お客さんもやさしいし、出ていくだけでリアクションもよかった。チャリティーという名目ですが、善意があふれていて客観的に見ていてもいいライブだったと思いました。陰ながらの努力がすごいので感心しながら見ています。実に楽しい時間でした」と称賛。宮城県出身者として東日本大震災を振り返り、「13年前に震災があって映像でいろいろなものが流れた、あの映像を見た時、全国の人たちは、なんかをしてあげないといけないと思った。その時の思いを形にすることがチャリティーだと思いました」と力説した。 大黒は「おもしろすぎて言うことがない。『アミューズさんは山ほどすごいアーティストさんがいるのに、なんで外様の私が呼ばれるんだろう?』と思っていたのですが、今日分かりました。私って特攻の役目なんだね」とコメント。「チャリティーは始めるパワーより続けるパワーの方が持久性がいるし、地球ゴージャスチームだからこそ続けていられる。愛情は恋愛みたいにパッと散るものではなく、チャリティーはコツコツと、あなたを見ているよというのは大事。死ぬまでやってください」とアピールした。 来年、記念すべき30回目を迎えることについて寺脇は「チャリティーは頑張ってはいけない。できることをできる範囲でやらないと、しんどくなってしまう。楽しみながらやりたいので、また来年もできる範囲でできることをという気持ちでやりたいです」と言及。岸谷は「今日、相方が『来年もやりますか!』と言いやがって」と笑い、「今、世界の情勢を見ていると子どもたちの泣き顔だらけで、こんなことで自分がくじけていてはいけないと思う。どれだけの子どもが苦しんでいるか、そして被災地のみなさんを思うと、弱音を吐いていられない。そんなことを踏まえながら、また画策したいと思います」とメッセージを送った。 今年の『Act Against Anything』には、岸谷、寺脇、中村、大黒、秋山のほか、.ENDRECHERI.(堂本剛)、葵わかな、猪塚健太、大村俊介(SHUN)、甲斐翔真、小関裕太、小林由佳、サンラザ中野くん、パッパラー河合、城田優、杉山真梨佳、田口恵那、武田真治、中川晃教、中村百花、新原泰佑、藤林美沙、三吉彩花、屋良朝幸らが出演。本イベントの利益は、その時々に支援を必要としている子どもたちのために充てられる。
ENCOUNT編集部