17歳のニュースター誕生、「全米女子アマチュアゴルフ選手権 2024」最終日の模様を全国無料放送 決勝で2名の選手が激突
リアンヌ・マリクシー選手とアスタリスク・タリー選手が激闘を繰り広げる「全米女子アマチュアゴルフ選手権 2024」最終日の模様が、BS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)にて8月18日(日)夜7時より放送される。今年で124回目を迎え、“プロの登竜門”とも言われている本大会の内容や見どころについて紹介する。 【写真】豪快なスイングを披露するアスタリスク・タリー選手 ■「全米女子アマチュアゴルフ選手権」とは 本大会は、アメリカで開催されるゴルフトーナメント大会で、女子のアマチュア大会最高峰の一つ。年齢制限もなく、あらゆる国籍の女性ゴルファーが参加してしのぎを削る。 大会形式は2日間のストロークプレーののち、64名がマッチプレーによるトーナメントに進出するというもの。準決勝までは18ホール、決勝は36ホールでおこなわれ、優勝者と準優勝者は翌年開催の全米女子オープンの出場権が与えられる。 直近では、2022年大会で日本の馬場咲希選手が優勝。日本人の優勝は1985年の服部道子選手以来、37年ぶり2人目の快挙となった。のちに馬場選手は、2023年11月にプロテストに一発合格している。 ■17歳のフィリピン人選手が頂点に輝く 今年で124回目を迎える本大会は、オクラホマ州のサザンヒルズカントリークラブにて8月7日~11日に開催された。今回BS松竹東急で放送される大会最終日では決勝戦がおこなわれ、リアンヌ・マリクシー選手(フィリピン)とアスタリスク・タリー選手(アメリカ)が激突。両選手の接戦ぶりは、本大会における見どころの一つとなっている。 ちなみに白熱した決勝戦の結果は、6月の国内女子ツアー「宮里藍 サントリーレディスオープン2024」でローアマの頂点に君臨した17歳のマリクシー選手が優勝。3&2でタリー選手を下し、7月におこなわれた「全米女子ジュニア選手権」に続くタイトルを獲得した。 マリクシー選手は優勝後のインタビューにて、「いいゴルフをしたいという気持ちだけでした。1月のオーストラリアン・マスター・オブ・アマチュア、先月の全米女子ジュニア、そしてこの大会で勝てるなんて思っていなかったので、とてもビックリしています」と語っている。本大会の優勝で、マリクシー選手は同一年に全米女子アマとジュニアの2タイトルを獲得した“史上2人目のプレイヤー”となった。 ■日本人若手3選手の今後の活躍にも期待 今回の放送には登場しないものの、本大会では日本人選手も出場。まずは決勝トーナメント1回戦で惜しくも敗退してしまった神谷もも選手。2019年の中部女子アマチュアゴルフ選手権にて9位タイにつけると、2023年に開催された「日本ジュニアゴルフ選手権競技」(女子15歳~17歳の部)で18位タイに輝いた注目選手の一人だ。 また、「中部女子アマチュアゴルフ選手権」や「日本ジュニアゴルフ選手権競技」(女子12歳~14歳の部)にて優勝経験のある長谷川せら選手や、2023年の「中国ジュニアゴルフ選手権」優勝者・中嶋月葉選手も出場したが、両選手ともストロークプレーで敗退し、惜しくもトーナメントへの進出を逃す結果となった。しかし、若手ホープとして善戦した3選手の今後の活躍に期待が高まる。