ふたりの競輪選手の不思議な縁「年齢も出身地も、日本大学で十種競技をしていたことも一緒」
佐世保競輪の「ニッカン・コム杯(F1)」が11月1日に初日を開催する。5RのA級初日特選を走る菅谷隆司(39歳・東京=96期)に話を聞いた。 5R特選は同郷の鈴木謙二と2人。先に到着しメンバーを眺めた菅谷は前回りを即決した。「以前なら謙二が『前でやる』と頑なだったけど、今は追込寄りになってきているし自分が前でやるのが自然でしょう」と説明した。 これまでも鈴木とは多く連係してきたが、両者のつながりは実に深く、不思議な縁がここまで続いている。 「同じ年齢ってだけではなく共通項がたくさんあるんですよ。まずは共に千葉県出身で中学の頃から陸上を始めたこと。そのあと同じ大学(日本大学)に進学し陸上部に入って十種競技をしていたこと。さらに競輪選手になって師匠(高橋大作・引退)や在籍支部まで一緒です(笑)」 まさに腐れ縁。ここまで肌合いが同じなら、レースも阿吽の呼吸で見せてくれるはずだ。(netkeirin特派員)