野外に集まったロシア兵にまたクラスター弾攻撃 8カ月で6回目
ロシア軍の指揮官は危険を承知で野外訓練をさせている可能性も
ウクライナでロシア軍部隊が野外に集まっている場合、ウクライナ軍がそれを監視していて、狙いを定めることになる可能性が高いということだ。 同じことはウクライナ側についても言える。ウクライナのどの場所もロシア軍のドローンやミサイル飛行できる範囲に入る。ロシア軍は先月、国境から110kmかそこらのウクライナ中部ポルタバ市にあるウクライナ軍の訓練基地を攻撃し、少なくとも53人が死亡したと報じられている。 とはいえ、ロシア軍が開けた場所で訓練中のウクライナ兵を攻撃した証拠よりも、ウクライナ軍が開けた場所で訓練中のロシア兵を攻撃した証拠のほうがはるかに多い。 いい加減で経験の浅いロシア軍指揮官に責任があるのかもしれない。しかし、ロシア軍の指揮官がたんに訓練兵を危険にさらすのを気にしていないだけの可能性もある。 米首都ワシントンにあるシンクタンク、戦争研究所(ISW)は「ロシア軍はこの戦争を通じて、自国内でも戦場の自軍部隊の間でもロシア軍人の命を冷酷に軽視している」と指摘している。
David Axe