＜浦和・柏＞指揮を執る浦和・スコルジャ監督（撮影・西海健太郎）

　◇明治安田J1リーグ第25節　浦和1―0柏（2024年10月23日　埼玉） 　浦和はホームで柏と対戦し1―0で勝利した。連敗を4で止め、5試合ぶりの白星。暫定12位に浮上し、マチェイ・スコルジャ監督が試合を振り返った。 　「非常に重要な勝ち点3を得ることができた。このようなプレッシャーのかかる試合ではメンタルの面が大事になってくるが、選手たちは、それをしっかり見せてくれたと思う」 　前節・東京V戦で逆転負けを喫し、勝ち点で並んでいた17位の柏との残留争い。前半からボールを保持する展開が続くも、なかなか決定機を作れず。「堅い守りができたと思うが、柏もアグレッシブだったので、ビルドアップで少し苦しんだ。その中でもゲームコントロールをしようとみんながトライしていく中で、良いチームワーク、チームスピリットが見られたと思う」と語った。 　スコアレスで試合が進む中、後半55分にFWチアゴ・サンタナがPKを決めて劇的勝利。スコルジャ監督は「本当に素晴らしい雰囲気。本日はサポーターの方々にプラスの大きな力をいただいたので、感謝している」と話した。 　チームはホームで6月の磐田戦以来の白星。スコルジャ監督にとっては就任後、ホーム初勝利となった。「勝ち点が必要な状況だった。しっかり勝ち点3を取ってターニングポイントにしたいという強い気持ちで挑んだ。サポーターのみなさんの素晴らしいチャントが聞こえているが、本当にいい日になった」と勝利をかみしめた。