侍ジャパンの抑えに指名された巨人・大勢、胴上げ投手なら「最高」…その瞬間を思い描き合宿で連投
国際大会「ラグザス プレミア12」に出場する野球日本代表「侍ジャパン」で、巨人の大勢が抑えに指名された。13日の豪州戦(バンテリンドームナゴヤ)から始まる戦いに向け、「誰もが任される所ではない。誇りに思って、期待に応えたい」と意気込んでいる。 【図】一目でわかる…プレミア12・日本代表「侍ジャパン」の日程
宮崎市内で行われている事前合宿で、4日は実戦形式の打撃練習に登板。紅林(オリックス)や源田(西武)ら打者4人に対し、安打性の当たりを許さなかった。前日はブルペンで投球練習をしており、「(連投でも)体が問題ないのは良かった。あとは、まっすぐの精度をもう少し上げたい」と振り返った。
1年目の2022年、開幕から巨人の抑えとして37セーブを挙げるなど好結果を残し、昨春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にも出場し、優勝に貢献した。今季は故障で離脱した時期もあったものの、29セーブで防御率0・88を記録。4年ぶりにリーグ優勝を決めた広島戦で胴上げ投手にもなった。
今大会は、藤平(楽天)や清水(中日)など、各球団でセットアッパーとして活躍した救援投手が多く選出されている。その中で、チームでもクローザーを務め通算80セーブの大勢に守護神を託した井端監督は、「何も心配していない。全幅の信頼を置いて(抑えで)送り出す」と言い切る。
WBCでは二刀流の大谷(米ドジャース)が決勝の九回を任され、胴上げ投手となった。大勢も「それ(胴上げ投手)が最高だと思う」。世界一に輝く瞬間を思い描いている。