“盗撮の疑い”在日シンガポール大使館元参事官 書類送検へ 再来日で事情聴取 警視庁
在日シンガポール大使館の参事官だった男性が、銭湯で中学生を盗撮したとされる問題で、この男性について、警視庁が13日にも書類送検する方針を固めたことがわかりました。 この問題は2024年2月、東京・港区の銭湯で、当時中学1年の男子生徒の裸を盗撮したとして、在日シンガポール大使館の元参事官の男性(55)が警視庁に任意で事情を聞かれていたものです。 この男性について、警視庁は、盗撮行為などをした疑いが強まったとして、東京都の迷惑防止条例違反や建造物侵入などの疑いで、13日にも書類送検する方針を固めたことが、捜査関係者への取材でわかりました。 当時、銭湯で不自然な動きをしていた元参事官に気づいた従業員が110番通報し、駆けつけた警察官がスマートフォンを確認すると、男子生徒以外の成人男性の裸の画像も複数あったということです。その際、元参事官は「この銭湯で5回くらい撮影した」「なぜこんなことをしたかわからない、後悔している」などと話したものの、警察署への任意同行は拒否していました。 元参事官は4月に外交官としての職を解かれシンガポールに帰国していましたが、再度聴取をするために、警視庁が外務省などを通じシンガポール大使館に出頭要請をしたことで、再来日していました。 捜査関係者によりますと、今回再来日したことで行われた警視庁の任意の事情聴取に対し、一連の行為をおおむね認めているということです。