【佐賀・JBCレディスC注目馬】昨年の1、2着馬が再び激突 新興勢力も加わり激戦必至
佐賀競馬場で11月4日(月祝)に行われるJBCレディスクラシック(3歳上牝・JpnI・ダ1860m)。砂の女王を決する一戦で11年に創設。佐賀1860mという距離は、同レース実施のため、昨年春に初めて設定された。 【写真】アイコンテーラーこれまでの軌跡 今回も昨年の1、2着馬が再び相まみえる。アイコンテーラーとグランブリッジはライバル関係で、今年も川崎記念、エンプレス杯、レディスプレリュードと3度激突。いずれもグランブリッジが先着しているものの、アイコンテーラーも昨年覇者としてこれ以上負けるわけにはいかない。振興戦力も加わったが、新女王に輝くのはどの馬か。発走予定日時は4日(祝月)の16時40分。主な出走予定馬は以下の通り。 ■グランブリッジ(牝5、栗東・新谷功一厩舎) 前走のレディスプレリュードで5つ目のタイトル獲得。一方で惜敗も多く、重賞2着は7回を数える。JBCレディスCはこれで3年連続の参戦となり、22年はヴァレーデラルナ、昨年はアイコンテーラーをとらえきれず2着だった。川崎記念2着などの実績から、牡馬を含めても実力は現役屈指。“三度目の正直”で悲願成就なるか。 ■アイコンテーラー(牝6、栗東・河内洋厩舎) 22年中日新聞杯3着、23年愛知杯2着と芝重賞でも結果を残したが、昨年夏からダートに矛先を向けると、転向からわずか3戦でJBCレディスCを制覇。その後も川崎記念で3着、前走のレディスプレリュードで2着と、ダート路線をけん引している。展開ひとつでグランブリッジを逆転する可能性は十分。レース史上3頭目の連覇目指す。 ■テンカジョウ(牝3、栗東・岡田稲男厩舎) これまで5戦して4勝、3着1回とほとんどパーフェクトな成績。デビュー戦は13番人気と伏兵評価を覆しての勝利だったが、決してフロックでは無かったことを証明している。前走のマリーンCは展開面の助けもあったが、後方から鋭く差し切って5馬身差の圧勝。まだまだ底を見せておらず、JpnI初挑戦でも一気に女王の座に輝くか。 ■キャリックアリード(牝5、大井・藤田輝信厩舎) 昨年暮れに行われた神奈川記念のあとに南関東へ転入。牝馬のダートグレード競走を使われ、今年のスパーキングレディーCで2着、エンプレス杯とクイーン賞で3着と見せ場を作っている。前走の秋桜賞は単勝1.1倍の圧倒的な支持に応え、7馬身差の貫禄勝ちで重賞初制覇。今回は相手が大幅に上がるが、勢いそのままに戴冠へ。 そのほかにお、ブリーダーズGCで3着だったドライゼ(牝5、大井・真島大輔厩舎)、京浜盃や羽田盃で2着のアンモシエラ(牝3、栗東・松永幹夫厩舎)、ダートグレード競走3勝の実績馬ライオットガール(牝4、栗東・中村直也厩舎)などが出走を予定している。