<360度カメラ>大阪・7階建て府立高屋上から見た梅雨明け空と風景
<360度カメラ>7階建て府立高校舎屋上から大阪の梅雨明け空を望む 撮影・編集:柳曽文隆 THEPAGE大阪
19日午前に近畿地方をはじめ、関東甲信、東海、中国地方が梅雨明けしたとみられると気象庁が発表した。筆者は同日、大阪の府立高校で唯一の音楽科のある大阪府立夕陽丘高校で取材していたが、取材の途中でその音楽科設置を機に1996年に建設されたという7階建ての校舎屋上にのぼらせてもらう機会があり、360度カメラで撮影してみた。
同校はJR桃谷駅から西へ500メートル。地下鉄の四天王寺前夕陽ヶ丘駅、谷町九丁目駅、JR鶴橋駅からは約1キロ前後の地点に位置する。ふだんはもちろん屋上は立ち入り禁止のスペースだが、その屋上に設置されている階段から腕を伸ばしてカメラのシャッターを押してみた。 青空が広がり強い日差しを受けてはいるが、南には「あべのハルカス」、東の生駒山方面では八尾・東大阪の大学などの建物が確認できるなど、360度様々な景色を楽しめる。 ただ、同校の岩元健教頭は「ここ数年、周辺に高層のタワーマンションがたくさん建ったため、見える範囲が変わってきた」とも話す。最近でも校舎の西側に通天閣が見えていたが、高層マンションの建設工事のため、つい最近見えなくなったという。
年々街の風景は変わってきたが、同校もこうした高層階の建物が建設されたが、今年で創立111年。校内には1924年に建設された歴史ある建物も存在する。 じりじりと照りつける太陽のもと、グラウンドではホッケー部やサッカー部、陸上部の生徒らが汗を流す光景がみられた。そういった風景は今も変わらないと関係者は話していた。