【MLB】積極補強のアスレチックスが三塁のレギュラー候補を確保 ウルシェラと契約合意 米メディア報道
リリーフ左腕のT・J・マクファーランドと再契約したあと、FAで先発右腕ルイス・セベリーノ、トレードではレイズから先発左腕ジェフリー・スプリングスを獲得するなど、積極的な補強を展開している今オフのアスレチックス。次なる補強として正三塁手候補の獲得を目指していることが報じられていたが、米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が日本時間12月20日に伝えたところによると、ブレーブスからFAとなっていたジオ・ウルシェラと契約合意に至ったようだ。 2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在33歳のウルシェラはコロンビア出身の内野手。2015年にインディアンス(現ガーディアンズ)でメジャーデビューし、2019年にはヤンキースで打率.314、21本塁打、74打点、OPS.889という好成績を残した実績もある。その後、2021年にも14本塁打を放ち、ツインズへ移籍した2022年にも13本塁打を記録。2023年はエンゼルスで62試合に出場し、打率.299をマークした。 今季はタイガースで開幕を迎えたが、92試合でOPS.619と結果を残せず、8月中旬に解雇。正三塁手オースティン・ライリーが故障離脱したブレーブスに加入し、36試合に出場してOPS.711とやや盛り返した。結局、メジャー9年目の今季は2球団合計で128試合に出場し、打率.250、9本塁打、52打点、OPS.647を記録。シーズン終了後、FAとなった。 今季のアスレチックスは三塁のレギュラーを固定できず、10人の選手をスタメンで起用。最多スタメン出場はエイブラハム・トロのわずか49試合という状況だった。ブレット・ハリス、ダレル・ヘルネイズ、マックス・シューマンといった若手選手たちに競争させるという選択肢もあったが、アスレチックスのフロントオフィスは正三塁手候補の獲得を模索。攻守両面で堅実な働きが期待できるウルシェラの獲得という形で三塁手補強は決着したようだ。なお、具体的な契約条件は現時点では明らかになっていない。