海外に広がる韓国のフライドチキン…米国の高校で「食べたい韓国食品」1位に
韓国のフライドチキンの世界的な領土拡張が加速化している。現地でうわさが広がり海外店舗が持続的に増える傾向だ。10年前には海外事業は主にチキン加盟店本社が直営で運営し在住韓国人を相手に商売をしたが、現在は雰囲気ががらりと変わった。韓国のフライドチキンに対する現地消費者の関心が高まり、合わせてフランチャイズ事業への問い合わせも増加しているという。 ジェネシスBBQグループによると、米ニューヨークのマンハッタンにあるデモクラシーハーレム高校で21日、「韓国の味」をテーマにした給食行事が行われた。BBQがニューヨークの公立学校で韓国の外食ブランドで初めて1日給食イベントを行ったものだ。この日の行事は生徒と教職員の事前投票を通じて「最も味わいたい韓国食品」でBBQチキンが1位となり企画された。BBQは「黄金オリーブ骨なしチキン」と「ソトクソトク」、サンドイッチなどで構成されたBBQチキン弁当セットと「BBQレモンプーアールドリンク」500人分を支援した。行事に必要な費用も全額後援した。 米国の若者がBBQチキンを韓国食品の代名詞と認識したことに対しBBQは鼓舞的な成果とみている。BBQは7月から1カ月ニューヨーク中心部のタイムズスクエアでBBQチキンのブランド広告を進めた。1月にテネシー州から始まり、5月にネブラスカ州、6月にアーカンソー州、9月にインディアナ州にも順次店舗をオープンした。今年末には米国だけで約100店を開くと予想され、すでに契約を締結しオープンを準備している店舗も200店に達する。米国50州のうち30州ですでにBBQ店舗が運営中だ。 米国市場以外にも最近では世界1位の人口を持つインドと人口4位のインドネシアへの進出もスピードを出している。現在BBQは米国、カナダ、パナマ、コスタリカ、ベトナム、日本など57カ国で700店以上を運営している。BBQによると昨年世界売り上げは前年同期比90%、米国は70%増加した。BBQ関係者は「米国をはじめとして世界各地で韓国の味を加えたBBQチキンの優秀性を認められている。今後も韓国食品を通じて韓国の地位を高められるよう最善を尽くす」と話した。 bhcチキンは最近オープンした台湾の店舗が人気を呼んでいる。bhcは25日、台湾の台北ドーム店が11日のオープンから2週間で1万人以上の訪問客を記録したと明らかにした。オープン1週間で売り上げは1億ウォンを突破した。台北ドームは台湾のスポーツ・文化の中心地で野球の試合や大型コンサートが行われる有名スポットだ。 bhcは米国やカナダなど7カ国で26店舗を展開するが、今年だけで17店をオープンしている。bhc関係者は「北米と東南アジア市場はすべて韓流文化と韓国食品に対する関心が大きい。bhcの代表メニューである「プリンクルチキン」の人気が特に高い」と説明した。実際にお客が集まった台湾でも最も熱い関心を集めたメニューはプリンクルだったという。プリンクルはチーズシーズニングを振ったチキンをソースにつけて食べる製品だ。bhc関係者は「近く台湾最大の港湾都市の高雄地域に2号店を開き、今後台湾全域に店舗網を拡大して台湾市場攻略を加速化するだろう」と明らかにした。 校村(キョチョン)チキンは米国、中国、台湾など7カ国に82店を展開している。今年はバンクーバーに店舗を開きカナダ市場に進出した。グッネチキンは10カ国に30店を運営している。チキン業界関係者は「BBQが最も積極的に海外市場を攻略しているが、他の企業の追撃も強まるだろう。内需市場が飽和状態の上に物価上昇とデリバリーアプリの手数料問題から加盟店の収益性が持続的に悪化しており、新たな成長動力で海外市場に対する期待が大きい」と話す。